Golden Afrique: Vol.1: アフリカ音楽の黄金時代: 西アフリカ篇

近年、アフリカ音楽の素晴らしさが、ジャンルの境界線を越えて日本でも注目を浴びるようになりましたが、そんな中、全てのアフリカ音楽ファンに嬉しい非常に素晴らしい編集盤Golden Afrique: Vol.1の日本盤がライス・レコードより登場します。
アフリカ音楽の黄金時代を飾る貴重な録音の数々を愛溢れる編集でパッケージされた2枚組CDで、70年代初頭から始まる10年間ほどにみせたアフリカ楽の興隆ぶりはポピュラー音楽の歴史の中でも特筆すべきもものとして語られていますが、この編集盤にはその70年代初頭から80年代初頭の音源を収録。制作したのはドイツの名門レーベルのネットワーク社で、まずVol.1として発売されるのこちらはマリ、セネガル、ガンビア、象牙海岸、ギネア、ギニア...といった西アフリカ諸国の音源を中心に編集。アフリカ諸国の中でも最も早い時期からポピュラー音楽が栄えた西アフリカだけに、ｍさに黄金時代と呼ぶに相応しい充実した音楽性。 収録されているのは、今やアフリカ音楽の両巨頭として知られるユッスー・ン・ドゥールとサリフ・ケイタの若き日の録音をはじめ、セネガルの老舗バンドオーケストラ・バオバブ、ギネアのセク・トゥーレ大統領の政策のなかで誕生したベンベヤ・ジャズ、そしてUKでも活躍したスーパー・イーグルス...ということで、聴いて納得素晴らしいリズムの洪水です。 ジャケットも渋くコア向け作品のように見えますが、ライス・レコードならではの丁寧な日本語訳も記載されているので、ブラック・ミュージュック・ファン、これからアフリカ音楽を聴いてみたいという初心者の方にもオススメできる素晴らしい内容です。日本盤は3月19日発売。