Classic Celtic Music From Smithsonian Folkways

これぞ現代ケルト音楽の源流！　
フォークウェイズの膨大な音源から歴史的名演名唱をコンパイル！

　世界でもっとも豊富なカタログを有する民俗音楽レーベルが、アメリカのスミソニアン・フォークウェイズ。世界の様々な音楽の独自音源を持つ同レーベルが放つ最新作は、なんと日本でも大変ファンの多いケルト音楽のアンソロジー作品です。
　ケルト音楽はアイルランドなどブリテン諸島を中心に息づく伝統音楽と知られていて、その音楽スタイルには近隣のヨーロッパ音楽とは異なる独自性が感じられるのが特徴。60年代前半に起こったリヴァイヴァル運動により若者の間で再評価され、70年代にはロックとの癒合、80年代以降にはワールド・ミュージックのムーヴメントにのって世界中で親しまれてきたことはご存知の通りです。そして近年ではケルティック・ウーマンのヒットで再びケルト音楽に注目が集まっていますが、スミソニアン・フォークウェイズの前身であるフォークウェイズ・レコードはすでに1948年の発足直後から豊かで深い味わいを持つその音楽性に注目し、録音を行うようになりました。

　本作は、そんなフォークウェイズ・レコード時代に残された音源を中心にコンパイルされた究極の“古典的ケルト音楽集”。50年代の終わりから60年代前半までの録音がメインで、若者たちの間で盛り上がり始めていたリヴァイヴァル運動と連動する形で録音されました。ここにはフィドルやノーザンブリアン・スモールパイプ（バグパイプ）の独奏から、伝統色の濃厚なトラッド・ソングの独唱までが、ケヴィン・バーク、シャーリー・コリンズ、イワン・マッコール、サラ・メイクムなどいったケルト音楽を代表する演奏家や歌手たちによる名演名唱でタップリ23曲収録されています。さらに貴重な写真を交えた40ページにも及ぶブックレットには、録音クレディットのほかケルト音楽や収録アーティストに関する記載も豊富で、まさに現在に至るケルト音楽の源流をこの１枚で知ることができます。
　人気の高いケルト音楽だけに、多くの音楽ファンから注目が集まりそうな１枚です。 （メーカー資料より）