Trapeze (紙ジャケット）

グレン・ヒューズをディープ・パープルに引き抜かれた後も新メンバーを加えしぶとく生き残ったトラピーズ、’70年代中期ワーナー・ブラザーズ在籍時の2作品が紙ジャケット＋HQCDで復活！

1970年にムーディ・ブルースのスレッショルド・レーベルよりプログレ、フォーク・ロックの要素を内包した個性的な音楽性を持ったバンドとしてデビューし、その後グレン・ヒューズ、メル・ギャレイ、デイヴ・ホランドのトリオとなりファンク、R&B色を強めたハード・ロック路線に変更し中堅バンドとしての地位を固めたトラピーズ。スレッショルド時代の3作品はユニバーサルから紙ジャケット化され既に完売。今回の発売２作品はディープ・パープル参加のため脱退したグレン・ヒューズの後任として2ndギターのロブ・ケンドリック、ベースにピート・ライトを加え、メル・ギャレイを中心に再出発を計った時期のもの。トリオ時代の音楽性にアメリカ市場を強く意識したソリッドなハード・ロック・スタイルを加味したサウンドに変化。当時の日本ではグレン・ヒューズ脱退後と言うこともあり、完全にスルーされていたが、ブリティッシュ・ハード・ロック・コレクター、ディープ・パープル、ホワイトスネイク、ジューダス・プリースト・フォロワーにとっては貴重な作品！　イギリスのバンドながら、アメリカ中西部で人気となったバンドならではのハード・ロック・サウンドは今だからこそ再評価されるべきもの。

英国ワーナー・ブラザーズ発売盤を再現したE式紙ジャケット＋HQCDフォーマット

1976年発表の通算5作目のスタジオ・レコーディング作。デビュー・アルバムに続く2度目のセルフ・タイトル作品となった。1975年のグレン・ヒューズ入りのトリオの一時的再編はアルバム制作前に空中分解したが、その時、制作する予定だった楽曲も含まれた作品でグレン・ヒューズがトラック3と10でヴォーカルを取っている。アメリカン・ハード・ロックにも通じるクリスピー感とブリティッシュ・ロック特有のウェット感がほどよくミックスされた独特のサウンドは近年、再評価されている。

（メーカー・インフォメーションより）