Elegy (SHM-CD)

＜21世紀のECM＞シリーズ

NYで長年活動する実力派ヴォーカリスト、テオ・ブレックマンの2017年ECMデビュー・アルバム。

類まれな純粋さと大胆さを備えたヴォーカリストであると同時に音に色彩を添えるサウンドペインターによる鮮烈なデビュー・アルバム。シンガーであると同時に作曲家としてもブレックマンを紹介しており、いくつかの器楽曲は、彼が「アンビエント」と呼ぶ、気心の知れたギタリストのベン・モンダー、キーボーディストのシャイ・マエストロ、クリス・トルディーニとジョン・ホレンベックの繊細なリズム隊によって演奏されたメロウなヴォーカル、詩情あふれる演奏が魅力。

＜パーソネル＞ セオ・ブレックマン (voice) シャイ・マエストロ (p) ベン・モンダー (g) クリス・トルディーニ (b) ジョン・ホレンベック (ds)
★2016年1月17-19日、ニューヨーク、アヴァター・スタジオにて録音

国内初CD化/初SHM-CD化/新規ライナーノーツ

＜ECMレーベル＞
1969年にマンフレート・アイヒャーがドイツのミュンヘンに創設したレーベル、ECM.（「Edition of Contemporary Music」の略）。その透明感のあるサウンドと澄んだ音質、洗練された美しいジャケット・デザインなどが特徴的で、キース・ジャレット『ザ・ケルン・コンサート』（75年）やチック・コリア『リターン・トゥ・フォーエヴァー』(72年)、パット・メセニー『ブライト・サイズ・ライフ』など数多くのジャズの名盤を輩出。’84年には現代音楽にスポットを当てた「ECM New Series」をスタートさせ、ジャンルの幅をさらに拡げている。創立53年経った今なお、創立時から一切変わることなく“静寂の次に美しい音” を作り続けるレーベルの21世紀の注目作品をアップデイトできる本シリーズ。

＜PROFILE＞
ドイツ生まれで1989年にニューヨークに移り活動するジャズ・ヴォーカリスト/コンポーザー。
アンブローズ・アキンムシーレの2014年ブルーノート作品『The Imagined Savior Is Far Easier to Paint』などにも参加しているが、ECM作品での登場はメレディス・モンクの2002年作品『Mercy』が初。2008年、同じくメレディス・モンクの『Impermanence』、ユリア・ヒュルスマンの2015年作品『A Clear Midnight Kurt Weil and America』などに参加。
2017年についに自身名義ECMデビュー・アルバム『エレジー』をリリース。

(メーカー・インフォメーションより)