余命1ヶ月の花嫁 マガジンハウス文庫

Tbsテレビ報道局編

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784838770205
ISBN 10 : 4838770200
フォーマット
出版社
発行年月
2009年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,223p

商品説明

榮倉奈々、瑛太主演の映画『余命1ヶ月の花嫁』原作、文庫版。

乳がんと闘い24歳で亡くなった長島千恵さんからの「愛といのち」のメッセージ。TBS「イブニング5」で全国に感動の嵐を呼んだドキュメンタリー番組を完全書籍化したものです。いまだにネット上のブログやミクシィなどで、千恵さんやご家族に対する熱い思いが数多く取り上げられてます。本書は千恵さん、そして彼女を温かく見守り続けた人たちのメッセージを基に構成された感動の書です。
イベントコンパニオンをしていた長島千恵さんは23歳の秋、左胸にしこりがあるのを発見、乳がんとの診断をうけた。ちょうどそのころ(去年1月)赤須太郎さん(30歳)から交際を申し込まれ、悩みに悩んだが「一緒にがんと闘おう」という言葉に動かされ、交際がスタートした。抗がん剤の影響で髪が抜け、かつらをつけながらも事務の仕事にいそしむ毎日。太郎さんとは北海道旅行などで順調に愛を育んでいった。
しかし、がんの進行は止まらず、2006年7月に乳房切除の手術をせざるえなくなる。それでも治ると信じ、SEの資格を取り再就職し、次第に病気のことは忘れていった。
ところが、2007年3月、激しい咳と鋭い胸の痛みに襲われ、主治医の元に。胸膜、肺、骨にガンが転移していたのが判明。筆舌に尽くしがたい痛みとの闘い。3月30日、主治医は、父の貞士さん、太郎さん、親族に千恵さんの命の時間を「予後週単位」つまり「1ヶ月以内」と宣告した。
常日頃千恵さんの「ウエディングドレスを着たい」という気持ちを知っていた友達たちが東奔西走。結婚式場を見つけ、記念撮影だけではなく、式も挙げさせようと画策し、晴れて4月5日に式を敢行。かねてほしかったリングも太郎さんからプレゼントされたりして、千恵さんにとってはサプライズだらけのイベントとなった。
しかしそれを最後に千恵さんの容態は急変し、闘病あえなく5月6日永眠。
父が手を握った瞬間に息を引き取った最期だった。激しい痛みにもモルヒネを拒んだのは、小学生4年生の時、母親を卵巣がんで亡くした際、モルヒネの作用で母が家族としゃべられなくなっていたのを見ていたからだった。最後まで人を愛し、人に愛され、人を支え、人に支えられた人生だった。

内容詳細

イベントコンパニオンをしていた長島千恵さんは23歳だった2005年の秋、左胸にしこりがあるのを発見、乳がんとの診断をうけた。ちょうどそのころ赤須太郎さんから交際を申し込まれ、悩みに悩んだが「一緒にがんと闘おう」という言葉に動かされ、交際がスタートした。しかし、がんの進行は止まらず、翌年7月に乳房切除の手術をせざるをえなくなる。それでも治ると信じ、SEの資格を取り再就職し、次第に病気のことは忘れていった。ところが、2007年3月、激しい咳と鋭い胸の痛みに襲われ、主治医の元に。胸膜、肺、骨にがんが転移していたのが判明。そんな千恵さんのある願いを叶えようと、太郎さんと友人たちは…。最後まで人を愛し、人に愛され、人を支え、人に支えられた24年の人生を生き抜いた長島千恵さんからのラスト・メッセージ。

目次 : 4月4日/ 国立がんセンター/ 発覚/ 太郎と千恵/ 告白/ 闘病開始/ 抗がん剤/ 乳房切除/ 父と母と/ 母の死/ 再発/ ごめんね/ 再入院/ 月単位/ 予後週単位/ 迷い/ 闘病記/ インタビュー/ 密やかな願い/ 結婚式前日/ 4月5日/ 花嫁の覚悟/ 結婚式/ 4月10日/ モルヒネ/ 風/ 最後の写真/ 4月13日/ 悪化/ 悲嘆/ 4月27日/ 別れ/ 告別式/ 絆

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちゃんみー さん

    うちの家内云く、『あんたは奥さんや家族を亡くしてしまう本を読むことが多いけど、そんなに私を殺したいのか!』と。全くもって逆なんですけど。家族が大事で愛おしいと思ってるからこそ、このような本を読んでるんですけどね。(ここまで余談です)この本の主人公、千恵さんはたった24歳という若さでこの世を去りました。若い子の死はとても悲しいものです。(当然ながら泣いた)死んでしまう事を考えれば、この世のどんな苦難にもぶつかっていける。そんな気が致します。まずは嫁さん孝行しようかと。

  • まさきち さん

    失敗しました、電車の中で読んでしまいました。それにしても最後までやさしく、そして強く支えてくれる父、叔母、さらに多くの友人や彼らの努力に力を添えてくれる人々など本当に素晴らしい人々に囲まれてうらやましい限りでした。でもそんな彼らを引き寄せてきたのはひとえに千恵さんの前向きで努力を惜しまない魅力的な人柄があってこそなのかなと思います。だからこそ若くして亡くなってしまったのは本当に残念です。読んでよかったと心の底から思える一冊です。

  • うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同) さん

    TBS「イブニング5」で放映されたドキュメンタリーを書籍化したもの。ガンが再発し、月単位から週単位の予後へ。それは決していい方向への話ではなく、それだけの余命しかないということ。少し前まではそんな予兆すらなかったのに、いつの間にかそれだけの時間しか残されていない。改めてガンの進行の速さにゾッとさせられました。限りある時間なら少しでも好きなことをさせてあげたい。大切な人のことを想えば想うほどその気持ちは強いものだと思います。それだけに余命を告げるかどうかの葛藤は読んでいて辛かった。★★★★

  • しんchan さん

    古本屋で80円ちょっとで買ったこの本を、暑くて眠れない夜に読み始めたところ、こみ上げる涙を抑えきれないまま朝を迎えてしまった・・・。 今までの自分の生き方がなんだか恥ずかしい・・これから毎日しっかり頑張って生きていこう!っと誓った朝でした。

  • あかり さん

    読んだ気になっていた本の一冊。『はなちゃんのみそ汁』を読んだ時にも感じたことだが、幸せの絶頂にある時ほど悲劇の影は大きい。癌という病は、自分や本当に身近な家族が罹患して初めて「死」を意識する病のひとつだろう。まだ23歳…乳房温存に悩むのは女性なら当然だし、文字通り懸命に病と向き合う彼女と周囲の人々の想いに胸が熱くなった(結局泣いた)。日々の何気ないことが幸せと思える今と健康、そして家族に感謝。

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