ファンとしては、このヴァージョンの今のTOTOも受け入れ可能です。

2014年Culture Factoryの輸入盤紙ジャケット24bitリマスターについてですが、これは素晴らしい出来です。現在国内盤で流通しているBlu-specCD2盤の音源よりもさらに音がクリアで迫力のあるものに変わっています。アルバム途中で音がよれるというか音量が小さくなる部分があったのも改善されておりアルバム単位ではこれが一番のリマスターです。ぜひ買い直しすることをお勧めします。

作品の内容についてはもはやいう事がない名作ですので2014年に出た輸入盤紙ジャケットCulture Factory盤についでのレビューですが現行国内盤で出回っている2000年前半のリマスター音源よりも音量、迫力、クリアさなどすべての面で上回っています。ストレートなロックサウンドである今作にもよくマッチした音質だと思います。ファンの人は初期4枚すべて揃えて買い直すべきレベルです。

中学生の頃、背伸びして聴き入っていました。澄んだボーカルが特徴的で、ロックバンドというよりAOR的なサウンドとして捉えていました。エバーグリーンな名曲揃いです。

ご存知「ＴＯＴＯ」の４作目のオリジナルアルバムにして最高傑作ベストセラーアルバムです。今作で１９８２年のグラミー賞を総なめにしてからもう４０年経つのかと思うと改めて月日の流れは早いなと感じます。収録曲の質の高さ、演奏力は流石でアルバムとしてもパーフェクトにまとまっています。個人的に７曲目が一番気に入っております。今作が傑出している為に次作以降あまり目立ちませんが、次作、次々作も必聴の価値ある傑作であると思います。

一曲目のインパクトが強すぎて他の曲が目立たなくなりそうだが、じっくり聴くと味わいがあり楽しめる。特に1.9.10は欧州の香りを感じて気に入っている。

2014年のCulture Factoryリマスターについてですが現行の国内盤リマスターよりも音が前面に出ていて迫力のあるサウンドです。スタジオの中でメンバーの演奏を聴いているかのような感覚で個人的にはこちらのリマスターのほうがおすすめです。旧リマスターは中規模のホールでライブを聴いているかのような感覚ですので好みにもよるかと思いますが。

トトのメンバーだったジェフ・ポーカロの追悼ライブ。CD３枚組で圧巻のボリュームです。トトの楽曲だけでなく、ゲスト参加の持ち歌も演奏されています。マイケル・マクドナルド、ドン・ヘンリーなど。CDケースが特殊で、通常１CD用のケースと同じサイズのCDケースに、少々強引ですが３枚ちゃんとCDが収納されています。音質は以前出回っていた海賊盤とほとんど同じくらい？高音質・ステレオ・サウンドボード録音で良好な音ですが、ほんの僅かにヒスノイズらしき音が薄っすらと聴こえて、そこだけが残念でした。

代表作である4枚目と比べると、だいぶデジタルなサウンドの使用が目立つ6枚目の作品です。いわゆる、ザ・80年代なサウンドです。このアルバム＝『I’ll Be Over You』と言えるレベルで雰囲気を形成している5曲目のヒットがあり、以降、Steve Lukatherの存在感が増してきます。

80年代の洋楽を語るときに避けて通れないほど重要な作品です。大ヒットした1・3・10曲目以外にもおしゃれでクセになる楽曲が揃っています。むしろその３枚のシングル曲の方が浮いているのではないかと思ってしまうこともあります笑