荒地/文化の定義のための覚書 中公文庫プレミアム

T・s・エリオット

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122065789
ISBN 10 : 412206578X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
追加情報
:
344p;16

内容詳細

第一次大戦後のヨーロッパの精神的混迷を背景とした長篇詩「荒地」。第二次大戦下において対立・分断された文化の統一性を探究した鋭利な文化論。この代表作二篇を合わせた決定板作品集。巻末に深瀬基寛による概説「エリオットの人と思想」を併録する。

目次 : 荒地(死者の埋葬/ チェス遊び/ 劫火の説教/ 水死/ 雷の曰く)/ 文化の定義のための覚書(「カルチュア」の三つの意味/ 階級と「エリット」/ 統一性と多様性:地域/ 統一性と多様性:宗派と祭式/ 文化と政治についての一つの覚書 ほか)

【著者紹介】
T・S・エリオット : 1888年アメリカ合衆国生まれ。イギリスの詩人、批評家、劇作家。革新的な技法と宗教性の深い作品により英文壇を代表した。1948年、ノーベル文学賞受賞。65年没

深瀬基寛 : 1895(明治28)年高知県生まれ。東京帝国大学卒業。松江高、三高の教授をへて、1949年より京都大学教授。58年退官。同大学名誉教授。66(昭和41)年没。主な著書に『エリオット』(読売文学賞受賞)ほかがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hiro さん

    50年前、20歳の時初めてエリオットの詩集の言語感覚に触れ、夢中になって・・・この20世紀最大のモダニズム詩人に押し上げだ初期の詩集「荒地」1923も暗唱するまで繰り返し、繰り返し読んだ・・・今回そのエリオット理解の為の読書として評論を中心に触れ、その最後がこのエリオットの文化論「文化の定義のための覚書」1948・・・そして知ったのがエリオットがその思想に於いて実にコンサバティブだったこと・・・あるいは問題を歴史を踏まえて真摯にを詰めていけばいくほどコンサバティブになって行ったということか・・・

  • トウリン さん

    詩は『荒地』のみ。あとはエリオットについて。この人の詩集は岩波文庫のものも持っているけれど、こっちの訳の方が好きかな。

  • 白いハエ さん

    『荒地』の無頼さは身構えていた通り、自分が何を読んでいるのかわからなくなる。自註を携えて二回通読する。人間の荒涼に吹くからっ風のごとき声々。『文化の定義のための覚書』は正直今更読む必要があるのかはわからない。訳後を読み、戦争直後における日本での需要を知る分には良いが…ローレンツにせよ、ブランショにせよ、どうしてこの時期の思想家は芸術や文化を政治から引き離したがるのか。経済とお手々つないだいまの政治に、ここに定義されている文化ではもはや太刀打ちできまい。

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