CD

Waltz: Red Side

Steve Kuhn (スティーブ・キューン)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TKCV35307
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

2002年5月9〜11日にかけて、ニューヨーク、“The Studio”で録音されたスティーブ・キューンの二部作ワルツ。

 こちら「赤盤」はエディ・ゴメス、ビリー・ドラモンドがバックをつとめる。

 「青盤」に較べて、ベースの軽さは否めないが、その分、ビリー・ドラモンドの演奏が自由に鋭角的になっているのがわかる。

 “テイク・ロマンス”における中間部の対比をすれば明らかだが、キューン自身もスピーディーに、重さを押さえた演奏に切り替えて、ゴメスとの相性をマッチングさせている。

 もう一つ、もとより“前乗りベースの”ゴメスと比較的パカッシブなビリーが重なることによってブルース・フィーリングは薄められ、替わって、音が交差する瞬間のスピード感、そして、音と音との重なる量によってサウンドを変化させるゴメスの“秘技”が聴ける。ビル・エヴァンス・トリオにおいても、やはリ、パカッシブなマーティー・モレルとのコンビで素晴らしいスピード感をエヴァンス・トリオに生まれさせたゴメスの面目躍如の演奏だ。

 録音、マスタリングを含めて、ここには、ヨーロッパが持つ華麗な感性はまったくない。むしろ、広大な新天地、北アメリカ大陸を「開拓」していった「アメリカ」の力強さを感じさせる、骨太で腰骨のしっかりした女性を思い起させるワルツである。

 ゲイリー・ピ−コックの「青盤」と聴き較べるとジャズの秘密が一つ見えてくる、ハイレベルな「好企画」盤。

内容詳細

エディ・ゴメス、ビリー・ドラモンドとのトリオは“ワルツ”を題材とし不思議な空間の広がりを作り出す。ベースの録音法の違いがゴメスの未知の世界を引き出した。録音場所もあってヨーロッパのそれとは異なる“ニューヨーク・ワルツ”。(瀧)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. 夢を見る頃を過ぎても
  • 02. シャレード
  • 03. リメンバー
  • 04. イヤーズ・レイター
  • 05. リラのワルツ
  • 06. ハウ・アム・アイ・トゥ・ノウ?
  • 07. 友情のワルツ
  • 08. ロマンスを持とう
  • 09. あなたがいてくれたら
  • 10. パストラル

ユーザーレビュー

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ECM以外ではあまり聴いてこなかったので、...

投稿日:2010/05/20 (木)

ECM以外ではあまり聴いてこなかったので、改めてメインストリームのジャズを弾いている Steve Kuhn を聴いてなかなか良いなあと思います。 但し、Billy Drummondのドラミングは最悪です。 無駄に音が多い、フレージングが貧しい、リズムのガイド能力(特にブラシワーク)がない・・・。 Gomezは昔の輝きが無いけど、まあまあ好演です。 Venus Record については詳しくないので何も分かりませんが、日本人が好きな曲を日本企画で演奏してもらっている様な印象です。 Steve はこんなに(良い意味で)普通な演奏をしている事に、ちょっとびっくりです。 Billy Drummondが居なければ、星3つ半くらいかな???

ラファロ さん | 東京都 | 不明

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