ハピネットピクチャーズより本2ndアルバムにて日本デビューを果したフロリダ出身の4人組ロックバンド。
本国では既に2007年9月にインディレーベルからリリース済。
ボーカルに新しくJeff Shieldsを迎え制作されたこの本作は最高にかっこいいロックアルバムに仕上がってます。
スタイルとしてはNickelbackやTheory Of A Deadman、Saving Abelなどに通じるような直球勝負のストレートなハードロックバンドといった感じですが、1曲1曲のクオリティの高さが半端無いです。
ファスト、ミドル、スローと様々なタイプの曲が聴けますが、どれもセンス抜群でメロディも1度聴いたら口遊めてしまうほどキャッチーで素晴らしい。
しかもただキャッチーなだけではなく、切なさと哀愁さを伴って心に響いてきます。
どこか陰鬱な雰囲気も感じられた前作と比べ、今作ではメジャー調を多用したストレートなロックへとうまくシフトチェンジし、各楽曲のクオリティが格段に上がっているのがよくわかります。
特筆すべきは新加入のボーカルJeff Shieldsの技量の高さ。
土臭く粘り気のある骨太な中低音ボイス、さらに高音では伸びやかで抜けの良いトーンを聴かせてくれ、表現力の豊かな素晴らしいボーカリストです。
このJeff Shields、もともとカントリーシンガーとしてのメジャーデビューオファーを多数受けながらも、Stereosideのフロントマンになる為に全て断ったそう。
再生ボタンを押した瞬間から全身に電気ショックが走り鳥肌状態になること間違いなし!!