SlayerはギタリストのKerry KingとJeff Hannemanによって結成されたカリフォルニア出身のメタルバンドである。後にベーシスト兼ヴォーカリストのTom ArayaとドラマーDave Lombardoが加入。バンドは「死」や「戦争」を題材とした写実的な歌を歌い、MetallicaやMegadeth、Anthrax世代と入れ替わりで1980年代から序々に名を広めていくようになる。

1986年にGeffen Recordsの流通を通してリリースされたサード・アルバム「Reign in Blood」は当時のメタル・ファン層を広げるほどの人気で、現代におけるクラシック・アルバムに。また1994年にリリースされた6枚目のアルバム、「Divine Intervention」もスマッシュ・ヒット、ビルボード・チャートで8位に入り、よりいっそう名を馳せることになる。1990年代にメンバーの入れ替わりがあるが、2001年にリリースされた「God Hates Us All」を機にオリジナル・メンバーで再結成。