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グリーン家殺人事件 新訳版 創元推理文庫

S・s・ヴァン・ダイン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488103217
ISBN 10 : 4488103219
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

【名作ミステリ新訳プロジェクト】発展を続けるニューヨークに孤絶して建つ、古色蒼然たるグリーン屋敷。そこに暮らす名門グリーン一族を惨劇が襲った。ある雪の夜、一族の長女が射殺され、三女が銃創を負った状態で発見されたのだ。物取りの犯行とも思われたが、さらに事件が発生し――。不可解な謎が横溢する難事件に挑む探偵ファイロ・ヴァンス。鬼気迫るストーリーと恐るべき真相で『僧正殺人事件』と並び称される不朽の名作が、新訳で登場!

【著者紹介】
S・S・ヴァン・ダイン : 1887年アメリカのバージニア州生まれ。本名、ウィラード・ハンティントン・ライト。美術評論家として活動したのち、S・S・ヴァン・ダイン名義で、ファイロ・ヴァンス・シリーズ第一作『ベンスン殺人事件』を発表。同シリーズの本書や『僧正殺人事件』などの作品によって、探偵小説黄金時代を代表する作家となる。1939年没

日暮雅通 : 1954年生まれ。青山学院大学卒。日本推理作家協会、日本文藝家協会会員。著書『シャーロック・ホームズ・バイブル』で日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kircheis

    ★★★★★ 大好きな『グリーン家殺人事件』の新訳が出るということで、kindleで購入し、積読していたものをついに読めた。 旧井上勇訳で唯一不満だった『アダ』という名前が『エイダ』に改善されただけでも価値がある新訳だった! うまくいきすぎる犯行や、動機の不十分さなど、ツッコミどころも多い作品だが、初めて読んだ当時を懐古するという意味でも満足の読書だった。 今から考えると、小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』が、本作を意識しまくっていたのが良くわかる。犯人の属性含めてほぼ同じ構成だよね。

  • かさお

    面白かった✨おどるおどろしい雰囲気が好み。かつての名門グリーン家で起こる連続殺人。人死にすぎて犯人居なくなるのでは?と、心配してしまった。古典っぽい言い回し、名探偵の思わせぶりな「もう犯人は分かっている、だが今はまだ言えない」的な焦らし、焦る警部、見守る友人、あぁ、こういう空気感大好きだ。そして、終盤で列挙される100近い事実確認の項目!なんて親切なんだ!ようし、犯人当ててやる。。多分こいつだ!→当たらなかった〜😅でもその方が楽しめたので良いや✨初ヴァンダイン✨ゾクゾクしながら堪能しました。

  • ぽんすけ

    旧訳版もいいけど新訳版も読みやすい。さてグリーン家ですよ、今となっては王道もいい所の犯人像とトリックだけど、これが発表された頃はさぞ話題だったんだろうな。子供の頃親の旧訳版を読んだんだけど、次々と人が死んでいく中で事件はどういう結末を迎えるのかとドキドキしたことを思い出した。今のミステリーに慣れっ子になってる人には犯人もトリックも物足りないと思われるかもしれないが、この時代特有の雰囲気とかがすごくよく出ていて、時代と舞台とヴァンスその人に浸れて私的にはすごく面白かった。何故か旧訳版を再度読みたくなった。

  • tosca

    不朽の名作と言われるのも、これが100年前に書かれた物だと思うと肯ける。トリックや捜査の甘さなど気になる事はあるが、書かれた時代を考えると全体的には納得できる。でも当たり前だけど、やっぱり古い。自分の好みとしては、もう少し後の、エラリー・クイーンとかジョン・ディクスン・カーの方が面白く感じる。

  • カノコ

    グリーン家の二人の娘が何者かによって銃撃された事件を皮切りに、一族を魔の手が襲う。ファイロ・ヴァンスシリーズ三作目。評判通り面白かった。ヴァンスの心理学的推理はやはり腑に落ちないが、終盤で述べられる100項目近い「事実」の羅列は唆られる。不明なことではなく、明白なことから真実を導くというのが意外とユニークだ。犯人こそわかりやすいものの(とはいえ犯人当てが面白い作品であると思う)、伏線の置き方、ミスリードなど、現代の本格ミステリに通ずる礎を感じられた。今作でも警察はやや無能だが、ヴァンスには慣れてきた。

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