Far Side

シカゴ生まれのポスト･コルトレーン、ポスト・アイラー世代の中でも偉大なイノヴェーターの一人でArt Ensemble Of Chicagoの設立者で数々の名盤をECMにも多く残しているサックス奏者Roscoe MitchellのNote Factoryアンサンブル名義としては約11年ぶりECM2作目は、2007年Mitchellの70歳の誕生日の直後、ツアーのクライマックスを迎えたBurghausen Jazz Festivalでのライヴ録音盤。

1999年の1作目“Nine To Get Ready”当時にMitchellは「何年も前から夢見ていたインプロヴァイズ･ミュージシャンを集めたアンサンブルでオーケストラと同じくらいのレンジの音を出したいという夢がついに実現。」と満足げでありましたが、その夢はまだまだ続いており、本作も引き続き作曲とインプロの境界が不明瞭なスリリングで冒険に満ちた演奏を展開。

先月ECMからリリースされ、世界で絶賛を受けているMichael Formanekの『The Rub & Spare Change』にも参加していたCraig Taborn(2011年にはECMから初のソロもリリース予定）,そしてJazz Journalists AssociationからArtist of The Yearをはじめ,数々の賞を受賞しているVilay Iyerといま大注目の2人のピアニストやジャズ/ファンクの重要ミュージシャンでまだ若手のエネルギッシュなトランペッター、Corey Wilkesなど聴きどころ満載。(新譜インフォより)

Roscoe Mitchell(sax,fl) Corey Wilkes(tp, flgh) Craig Taborn(p) Vijay Iyer(p) Jaribu Shahid(double-b) Harrison Bankhead(double-b, cello) Tani Tabbal(ds) Vincent Davis(ds) Recorded March 17, 2007 at Stadtsaal, Burghausen (Burghausener Jazztage 2007) Steve Lake