Cocktails At Dusk: Noir Tribute To Chris Connor

「クリス・コナーはカルメン・マクレアと共にピアノ、ベース、ドラムスのピアノ・トリオにサポートされマイクの前で立って歌い、多くの人たちに親しまれたパイオニアとなったシンガーだ。」 - Marc Myers

「ラン・ブレイクはほかのジャズメンと同じようにスウィングはしないかもしれないけど, 彼の奏でるヴァースのエッセンス、ぞくぞくするムードの演出、ブルースにおける悲しみは私たちに深く刺さる。」– Fred Kaplan, Boston Globe

ピアニスト、ラン・ブレイクによる伝説的なジャズ・シンガー、クリス・コナーへのトリビュート作品がImpulse!／Renaissanceよりリリース。クリス・コナーは最後の”バンド・シンガー”世代。50年代中盤にベツへレムやアトランティックなどのレーベルで大成功を収めた日本でも人気のあるシンガーで、キャロル・スローン、パトリシア・バーバー、ジョニ・ミッチェル、ダイアン・シューアなどに影響を与えた。ブレイクは自身がファンであり、友人でもあったクリス・コナーにじっくりとオマージュを捧げ、M-4,7ではコナーの歌のサンプリングも使用。モンクのようなミニマリズムは健在で、曲の多くはソロ・ピアノで奏でられているが、3曲はライカ・ファティエンがヴォーカルで、2曲サックスでリッキー・フォードが参加。さびしさと共にコナーへのアーティスト性への感謝が満ち溢れた作品。

Ran Blake (p)
Laika Fatien (vo on M2,5,13)
Ricky Ford (ts on M7,8)
Chris Connor appears Courtesy of Atlantic Records (M4,7)