かの華華しき黄金時代から、次第に低迷続くシーンの中において。彼らは何と稀有な存在だったろう。新しい時代を切り開こうと見事に抗ってみせた。たが80年代を迎えるｲﾀﾘｱの潮流はまったく違うもので、結果RIOシーンには偉大な遺産が残されたのだった。これこそポップアートならぬアートポップと呼びたい。

伊NEW TROLLSのﾘｰﾀﾞｰ、ｳﾞｨｯﾄﾘｵ･ﾃﾞ･ｽｶﾙﾂｲの弟のｱﾙﾄﾞが結成した’80年1st。2枚ｱﾙﾊﾞﾑを残してますが、どちらも結構出来の良いｶﾝﾀﾍﾞﾘｰ風ｼﾞｬｽﾞ･ﾛｯｸで、ﾛﾊﾞｰﾄ･ﾜｲｱｯﾄやﾊｯﾄ･ﾌｨｰﾙﾄﾞ、またはﾁｪﾚｽﾃ聴くならお薦めです。伊特有の抒情性あるｷｰﾎﾞｰﾄﾞが滑らかに変拍子と絡み、それとどことなく牧歌的な管楽器が安心感あり、ﾒﾛﾃﾞｨｰがとても美しく癒され落ちつきます。作品は好きですが、ﾘﾏｽﾀｰ（SHM-CD紙ｼﾞｬｹ）久し振りで、欲しくとも価格が高すぎます。

音的にはどことなくカンタベリーであり、フリージャズ系になる過程のプログレの実験音楽という感じ。ジャーマンプログレやGONG調の要素もあり、いろいろやってくれて結構おもしろい!

かなり良質なｶﾝﾀﾍﾞﾘｰ・ﾐｭｰｼﾞｯｸですぞ！ﾌﾟﾛｸﾞﾚ派の私でも聴けるというこは、ﾌﾟﾛｸﾞﾚ・ﾌｧﾝにも強いｱﾌﾟﾛｰﾁがあります。ﾌﾞﾘﾃｨｯｼｭなｴﾈﾙｷﾞｰをおびた作風で、�A�Bあたりはｶﾝﾀﾍﾞﾘｰ・ﾌｧﾝにはよだれものでしょう。しかし�DNapier〜�Eは名曲！ﾌﾟﾛｸﾞﾚ・ﾌｧﾝの私も魅せられました�ﾋ