エムズワース卿の受難録 文春文庫

P・G・ウッドハウス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167812072
ISBN 10 : 416781207X
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
追加情報
:
503p;16

内容詳細

綿菓子のようなスローな頭脳を持つエムズワース伯爵の目下の関心は、ブタの飼育と、カボチャの品評会に優勝すること。なのに居城ブランディングズは本日も大騒動。不肖の息子・超頑固な庭師・妹たちとその娘たち…。老いた卿には心の休まる暇がない!ユーモア小説の巨匠ウッドハウスの、キュートなご主人受難録。全短篇収録。

【著者紹介】
P・G・ウッドハウス : 1881年イギリス・ギルフォード生まれ。ダリッジ・カレッジ卒業後、銀行勤務を経て20代で専業作家に。ユーモア小説の書き手として知られ、天才執事ジーヴスのシリーズに代表される著書は世界中で読み継がれている

岩永正勝 : 1940年長崎県生まれ。東京大学教養学部卒。99年よりイギリスP・G・ウッドハウス協会会員

小山太一 : 1974年京都府生まれ。イギリス・ケント大学英文科博士課程修了。専修大学商学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アイゼナハ@灯れ松明の火 さん

    南瓜や豚や庭園のこと以外には何かと頭がお留守になりがちな、英国の田舎のご領主様エムズワース伯爵の周辺で巻き起こるコミカルな小咄10篇+特別収録作品1篇を収録。オチが中々しっかりしてる話が多くて楽しめました。半分くらいはアメリカの実業家の娘と結婚して以来、ドッグ・ビスケットの猛烈セールスマンになった息子フレディのあの手この手の話になってしまってますけどね(笑)「ブルータス、お前もか」と笑い出したくなる『ブランディングズ城を襲う無法の嵐』、伯爵が気概を取り戻す『伯爵とガールフレンド』辺りがお気に入り。

  • 木村 武史 さん

    面白かった。トムとジェリーTV放映時の真ん中の回(分かる人いるかな?)みたいな雰囲気のお話(短編集)。最後のエピソードが、自分的にちょっと分かりづらかったのが、ちょっと残念。この作者の他の作品も、機会があれば読みたいと思いました。

  • hydrangea さん

    空気銃の話が個人的にはツボ。1日1篇で読み進めると丁度良い笑い具合。

  • うた さん

    読むともれなく笑顔になれます。幸せ印のブランディングズ城の短編集、綿菓子のごとき頭脳の持ち主であるロード・エムズワースをおそう受難の数々をご覧あれ。特に半ばの数篇のうち、「豚、よォほほほーいー!」、「ブランディングズ城を襲う無法の嵐」はニヤニヤ必至。電車で読んでいてなんど口元を本で隠したか。万能執事がいない分、話の回し方はジーヴスものよりも上手いかも。

  • spica015 さん

    舞台はまさに『ダウントン・アビー』の世界だが、登場人物が揃いも揃って能天気すぎる。半ば脅迫のような形で事件を収めるやり口にはちょっと眉を顰めてしまうが、一応円満解決を迎えているのが何とも見事。エムズワース卿の手を煩わせていたダメ息子のフレディが、新天地でそれなりの成果をあげているのが素晴らしい。でもこれってエムズワース卿がちゃんとフレディを躾られなかった所為ってことなのかも。空気銃のエピソードが一番印象的で、年齢や地位を問わず、人々が空気銃に翻弄されていく様子が幾重にも重なってとっても面白かった。

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