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Sibelius Symphony No.2, Prokofiev Symphony No.1, Beethoven Piano Concerto No.5 : Ormandy / Philharmonia, Rubinstein(P)(1963)(2CD)

User Review :4.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SBT21503
Number of Discs
:
2
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


世界初出 1963年ライヴ
ベートーヴェン:皇帝、シベリウス:交響曲第2番、他
ルービンシュタイン、オーマンディ&フィルハーモニア管弦楽団


ビートルズが大ブレイクしプロヒューモ事件がスキャンダラスに報じられたロンドンをさらに過熱させた、ルービンシュタインとオーマンディという二大巨匠の共演!

アルトゥール・ルービンシュタインとユージン・オーマンディは(特にアメリカでの)十二分なキャリアで世界的称賛を得た巨匠ではありましたが、それぞれのレコード会社との契約上の問題で、レコーディングでの共演はありませんでした。そのため、1963年のロンドンでの共演は、千載一遇のチャンスとしてロンドンのファンを熱狂させました。1963年のロンドンは、ビートルズの大ブレイクやプロヒューモ事件などで、世界中から注目されており、街の空気自体がどこか高揚していたのですが、そんな中での二大巨匠の共演はそうした空気感をさらにヒートアップさせたと言われています。
 当然、チケットは完売、期待の高まりは尋常ではありませんでした。しかしながら、当日、期待を裏切るどころか上回る究極の演奏が成されたのです。『古典交響曲』では、たいがいの演奏には驚かないロンドンの聴衆を震撼させるほどの速いテンポが採用され、「オーマンディはロンドンのオケを試しているのか?」とすら思わせるものでした。『皇帝』では、76歳とは思えないルービンシュタインのピアニズムが冴えわたり、オリンポスの神々のごとく堂々とした演奏を聴くことができます。
 シベリウスの交響曲においては、オーマンディ独自の解釈で木管とトランペットの編成が倍になっています。その結果、スカンジナビア的な淡泊さというよりはロシア的な重厚なサウンドで、壮大かつ豊穣なドラマが表現されています。(TESTAMENT)

【収録情報】
Disc1 [51:57]
● プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調 op.25『古典』
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 op.73『皇帝』

Disc2 [43:41]
● シベリウス:交響曲第2番ニ長調 op.43

 アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
 フィルハーモニア管弦楽団
 ユージン・オーマンディ(指揮)

 録音時期:1963年6月
 録音場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
 録音方式:モノラル(ライヴ)

Customer Reviews

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この演奏を聴いて誰もオーマンデイとは思わ...

投稿日:2024/01/15 (月)

この演奏を聴いて誰もオーマンデイとは思わないであろう。シベリウスの第一楽章は早めのテンポで、オンマイクの録音のせいか内部が荒荒しいほどの響きでややうるさいと思うほどだ。しかし、第2、3,4と進むほどに調子がよくなり、終楽章は心に響くうまさである。終始、強部より弱部の旋律にオーマンデイの能力が表われてさすがと思わせる。終楽章はこの指揮者の能力全開といったところで、胸高まる上手さである。ベートーヴェンも同様で早めのテンポで進み、ルービンシュタインのピアノも素晴らしく、一つ一つの音に内容のある響きだ。ライヴのためか、オケ、ピアノ共にもう少し落ち着いた感じがあればと思う。録音の音は良いがEMIの録音はやや浅く、デっカならもっと良かっただろうと欲が出る。輝かしい音の出せる装置で聴けばこの演奏はもっと生きると思わせる演奏である。

robin さん | 兵庫県 | 不明

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