(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)
ヨッフム&フランス国立管ライヴ
ブラームス、ブルックナー、ワーグナー
晩年の演奏会はすべて成功だったと伝えられるヨッフムですが、フランスでのものも例外ではなく、このアルバムでも様々な意味で熟達した指揮ぶりが堪能できる点で、実に素晴らしい内容が示されていて貴重。
特にブラームスは凄い盛り上がりを見せる熱演となっており、終演後の聴衆の興奮もかなりのもの。ブルックナーではオーケストラの習熟度不足もあってか一部に瑕疵があったりするものの、それでもヨッフムの語り口のうまさは十分に感じられます。
フランス国立放送によって収録された正規音源を使用しているため、3曲共にたいへんクリアーなステレオ・サウンドとなっているのもありがたいところ。リリースするのはフランス国内の放送音源を一手に引き受けて管理するINAです。
なお、実際のコンサートでは、「前奏曲と愛の死」はブルックナーの前プロとして演奏されていました。
CD1
・ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 WAB107
録音:1980年2月8日(ステレオ)
CD2
・ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
録音:1982年5月14日(ステレオ)
・ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』〜「前奏曲と愛の死」
録音:1980年2月8日(ステレオ)
フランス国立管弦楽団
オイゲン・ヨッフム(指揮)