ニルヴァーナ(UK)の3枚目のLPは、60S英国ポップスがシンフォニック・ポップへと変化した傑作で、前作と同等かそれ以上の出来にもかかわらず、適切なプロモーションが行われず、1969年にパトリック・キャンベル=ライオンズとアレックス・スパイロポロスのコラボレーションの終わりを告げる作品でもありました。
2人はこの作品をアイランドのボス、クリス・ブラックウェルに「BLACK FLOWER」というタイトルで提示。しかし、ブラックウェルはこのアルバムのリリースを拒否・・・ですが二人にマスターを渡し、アルバムをリリースする新しいレーベルを見つけるよう配慮しています。結果1969年、アメリカのMERROMEDIA RECORDSから発売されることに。しかしながらタイミング悪く、レーベルのオーナーのスキャンダルが発覚、その結果何のプロモーションもされないまま、ごくわずかの枚数しかプレスされないという不運に見舞われます。
結果としてはPYEからUKリリースもされ、日本盤も発売されたものの、このアルバムは何年も「失われた」ニルヴァーナ(UK)のリリースとして噂され、さらに、どのエディションもこのアルバムをオリジナル・タイトルの「BLACK FLOWER」ではなく、不可解な「DEDICATED TO MARKOS III」というタイトルでのリリースされたため混乱を生んでもおりました。
収録された音楽は、ニルヴァーナ(UK)のベスト盤ともいえる珠玉の内容!!タイトル曲であるはずの"Black Flower"は、シンフォニック・サイケデリアの最高峰!!このアルバムではスプーキー・トゥースやレズリー・ダンカンが参加し、またオーケストラ・アレンジが格別な存在感をアピール。実にシルキーな質感のソフト・サイケデリア最高峰盤です♪
オリジナル・テープからリマスターされ、ボーナス7インチEPとマルコム・ドームによるライナーノーツと曲の歌詞が書かれた4ページのカラーインサートが付属。
1970年以来、初のオフィシャル・ヴァイナル・リイシューで、500枚のみの限定生産!!
(メーカーインフォメーションより)