大雑把にまとめれば、品の良い情緒漂うチルアウト。彼の弾くギターに些やかなボーカル、控えめに慣らされる電子音とのコンビネーションが心地良い。ゆっくりと視界に夕暮れ時の海辺の景色が広がっていく・・。アシッド臭さを感じさせない自然体のアンビエンスなんて書くと、中途半端で起伏の無いものを想像しがちですが、起伏を探すこと自体がどうでも良くなってしまうほどの珠玉。欲を言えばもうちょっと森俊二本人の歌を聴いてみたかったかな。

トーマス・キャンベルによるジャケットがとてもいい感じ。とてもゆったりとした気持ちになれるアルバムです。ベッドルーム・ミュージックとしても心地よいのはもちろんですが、ボクはサーフィンに行くクルマの中で聴いています。日が昇る前の雰囲気、夕やみの中のドライブでは、とても幻想的な気持ちになり、喧騒を忘れさせてくれます。

ゆったりと時間が過ぎてゆく・・・ そんな感じのアルバム。まさに夜、寝るときに流してると良い夢が見れそうです。

なごみ系の音を求めている人は必聴！ほどよくリラックス〜♪