Mussorgsky, Modest (1839-1881) Review List
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Posted Date:2025/10/30
ムソルグスキーの代表作、展覧会の絵を収録したアルバムです。 本CDは原曲のピアノ版と、オーケストラ版を一枚に入れ、聴き比べ出来る様にしたアルバムです。 この様な企画の盤は他にもいくつかありますが、1000円以下で買える廉価盤はこの盤ぐらいでしょうか。 音源はアルティ・ノヴァが原盤であり、ギャラを抑えるためか、オール・ロシア勢のあまり有名でない人物が起用されています。 ピアノ版の演奏者はアルカディ・セヴィドフというピアニスト。 1947年生まれだそうでLP録音もありますが、CD時代の録音はアルティ・ノヴァぐらいしかないようです。 オーソドックスな聴きやすい演奏なのですが、全体的にあっさりとした演奏なのでちょっと淡白に聴こえます。 時折このピアニスト独自の解釈も入りますが、迫力不足でちょっと残念。 オケ版はラヴェルの編曲による譜面を使い、サミュエル・フリードマン指揮、ロシア・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録しています。 フリードマンはウクライナはハルコフ生まれのイスラエルの指揮者で、アルティ・ノヴァでは、チャイコフスキー交響曲全集等のロシア音楽を中心に録音を残しました。 演奏団体のロシア・フィルハーモニー管弦楽団はライナーに記載が無いため詳細は不明ですが、録音場所的にもナクソスに2000年代に録音を入れていた団体と同一ではないでしょうか。 フリードマンとロシア・フィルの演奏は高く評価されているのは見た事がなく、大抵褒められては無いのですが、本盤の演奏も全般にテンポやリズムが遅く、これで珍しい版を使っていればまた評価は変わったかもしれませんが、残念ながらラヴェル版という普及版の譜面で、他に良い音源も多数あるため、あまりおすすめしません。 キーウの大門等で、突き出たトランペットの響きからロシアを感じさせるサウンドだったのは良かったですが。 1996年10月1日から4日にかけて、ロシア放送第1スタジオ、ロシア放送第5スタジオで録音されたもので、録音自体は普通に優秀なもの。
レインボー .
Posted Date:2025/10/25
テオドレ・クチャル指揮、ウクライナ国立交響楽団の演奏によるムソルグスキーの管弦楽作品集だ。 ムソルグスキーの管弦楽作品というと、組曲『展覧会の絵』そして交響詩『禿山の一夜』である。 本CDには両方とも収録されているが、注目すべきは禿山の一夜だろう。 通常はリムスキー=コルサコフのオーケストレーション版が演奏され、このCDの一曲目もこれですが、更にこのCDには原典版と言われるムソルグスキーがオーケストレーションをしたバージョンが収録されています。 リムスキー=コルサコフ版を聴きなれるとかなりメロディが違い、こちらの方が魅力的に思えてきます。 展覧会の絵は有名なラヴェル版です。 クチャルは1994年から1999年までウクライナ国立交響楽団の音楽監督をしており、ナクソスへの録音はこの時期が多いですが、退任後にも幾つか録音をナクソスに入れ、これもその一つです。 クチャルとウクライナ国立響の特徴である透明感のあるサウンド活かした聴きやすい演奏で、前述の禿山の原典版などはムソルグスキー独自の野太さはちょっと後退してはいる物の展覧会の絵は中々充実した良い演奏と言えます。 とは言えその他の作品の演奏も充分合格点の演奏であり、禿山の原典版、リムスキー版の聴き比べが出来る入門用廉価盤としておすすめ。 2001年8月15日から18日に、ウクライナ放送大コンサート・スタジオで収録されたもので、音質は良好。
レインボー .
Posted Date:2025/04/12
演奏に大味過ぎるきらいがあり、詩的なニュアンスに欠けるのが残念である。私好みではないが、豪快な演奏が好む人に向いているかも。(彼のショパンも同じ傾向があるようだ)
robin .
Posted Date:2024/07/29
原典版ということで興味を持って鑑賞しました。全曲が休憩なしに通して上演されていて、独唱・合唱・オケとも負担は大きかったと思います。意味不明の読み替え演出はなく比較的理解しやすいことと、歌手陣のレベルが高く聴き応えがありました。ただしこれが正当なボリスの版なのかと問われると正直自信がありません。
好事家 .
Posted Date:2024/05/05
ユッカ=ペッカ・サラステ指揮、トロント交響楽団によるムソルグスキー作品集である。 前半は禿山の一夜と展覧会の絵という至ってスタンダードな選曲だが、展覧会の絵はラヴェル版による録音ではなく、セルゲイ・ゴルチャコフ版とレフ・フンテク版を折衷した指揮者独自の版を使用している。 この版による録音は今のところこれのみの様だ。 フンテク、ゴルチャコフ共にスラヴ的響きを意識して、シンプルなアレンジ。 そのため2つの版を使用していても違和感自体は少ない。 原曲に従ってるのでプロムナードも5曲収録されている。 しかし全体的に民族色的なカラーを排したよく言えば純音楽的な演奏であり、珍しい以外の感想は出てきませんでした。 後半は管弦楽曲集であり、ホヴァンシチナ、カルスの奪還、スケルツォを収録。 後半の2曲はわりと珍しい曲だが、カルスの奪還は原典版を使用しており、通常聴ける演奏とはやや違うアレンジで面白い。 この後半3曲は小品という事もあり演奏は良いと思います。 この国内盤は輸入盤に日本語解説をつけた物で、CDはApexの輸入盤と同じです。
レインボー .
Posted Date:2024/05/01
ワレリー・ゲルギエフ指揮、サンクトペテルブルク・キーロフ歌劇場管弦楽団によるロシアの管弦楽作品集です。 ゲルギエフがフィリップスに録音した最初の録音の1つです。 このCDではロシアの管弦楽作品のうち、代表的な作品を収録しています。 この中で良いのはキーロフ歌劇場合唱団も参加した、冒頭のムソルグスキーのボリス・ゴドゥノフの戴冠式の場でロシア的なパッションと、洗練された響きが上手く同居していて良いと思う。 さすが名門の歌劇場オケだけあるだろう。 スラヴ行進曲以下、イタリア奇想曲までの曲もシャープなかつ現代的センスの演奏で悪くはないが、他に名演も多い作品なので、取り立てておすすめするほどではないだろう。 1993年4月から5月にかけての録音で、音質は良好である。
レインボー .
Posted Date:2024/03/30
ラヴェル編曲の展覧会のCDとしては、ニュアンス、輝き、大きさ等大変優れた演奏でトップクラスだと思う。アバドの数少ない成功演奏の一つだと思う。ベートヴェンやブラームスでもこの位の演奏を期待したが最後までイマイチの感があった。録音の多さの割には余り良い演奏を残さなかったのはカラヤンに似ているようだ。しかし、このCDは失望しないだろう。他の曲も同様の高レヴェルの演奏である。
robin .
Posted Date:2023/12/09
このCDは、レナード・スラトキンが、ナッシュヴィル交響楽団を振った2007年6月のライヴ録音である。 ムソルグスキーの展覧会の絵をメインにしたプログラムである。 まず冒頭のリストの『ピアノ協奏曲第1番』は、中国出身のピアニスト、ペン・ペンをソリストに迎えたもの。 ペンは録音時14歳でアメリカに留学していたそうで、現在は作曲家としても活躍しているようだ。 録音時の年齢を考えると非常にしっかりとタッチと若者らしい颯爽としたピアノが特徴的な演奏で、この曲の名演とまでは行かなくともなかなか良い演奏なのではと思う。 メインの展覧会の絵はラヴェル版を含む15人の編曲家によるアレンジをスラトキンが纏めた、いわばスラトキン版とも言える独自の版。 コンサート・ホール・ソサエティへの録音で有名なワルター・ゲールや、BBCプロムスの指揮者を永く務めたヘンリー・ウッドらラヴェル版に先立って編曲された楽譜から、アシュケナージやボイドら現代の作曲家または指揮者による楽譜まで様々、最後はギャムレイ版によって壮大に閉じる。 試みとしては面白いが、やはり編曲には良いのも悪いのもあり寄せ集め感は拭えない。 最後の国歌『星条旗』はマテスによる編曲で最初は静かに始まり徐々に盛り上がっていくという、アレンジである。 スラトキンとナッシュヴィル響の演奏は特に問題もなく、安心して聴けるだろう。 先に書いた様にライヴ録音ではあるが音質などは特に問題ないと思う。
レインボー .
Posted Date:2023/10/10
稀代の名演と思う。テンポについての違和感は、個人的な感覚では全く無い。特にカタコンブはこうでなければと思われる。まだアファナシエフも若く、打鍵の豪放さもこの音楽に必須のものと思われる。で、しかも瞑想的。個人的には理想的な表現に思われ、なぜ早く手に取らなかったのか後悔しきりで荒る。
林檎太郎 .
Posted Date:2023/09/19
音に厚みと膨らみがあり音色も言うことなしでマーキュリー録音の名録音の1枚である。こんな音はデジタル録音ではちょっと出会えないと思う。我が低級な装置でもオケの低音など唸るように出てくる。演奏はもう少し詩情が欲しいが水準以上で特に不満はないが、アバッド・ベルリンフィルのほうが上だろう。私の好みはインバル・フランス国立とチェリビダッケのAUDIOR盤である。このジャニス、ドラティ盤は高級な再生装置をお持ちなら必聴のお勧めの1枚である。
robin .
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