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Mussorgsky, Modest (1839-1881)

CD Pictures At An Exhibition: Pogorelich +ravel

Pictures At An Exhibition: Pogorelich +ravel

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  • ★★★★★ 

    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  12/November/2012

    様々議論を呼ぶ演奏を繰り広げるこの演奏家の思いに、ムソルグスキーは、近しいのではないか。遅いと感じられるが、細部にこだわったこの演奏なら真っ当。ダイナミズム、荒々しさと繊細さ、見事な描写、追悼と、人間の崩れゆく様、諦観を、見事に表現した名演奏だと、私は、感服する。

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  • ★★★★★ 

    かんたあびれ  |  神奈川県  |  不明  |  09/September/2010

    ムソルグスキーという作曲家はクラシック音楽史の中の何処にも位置しない特異な存在だとおもう。一般社会から一番遠い所にいた匂いがある。ポゴレリッチの「展覧会の絵」は鬼才作曲家のアンバランスさやグロテスクな面を剥き出しにする。これを聴いた後ではラベルのオーケストラ版が綺麗な包装紙に包んだ製品のように感じる(言い過ぎか)

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  • ★★★★★ 

    ひのき饅頭  |  愛媛県  |  不明  |  21/February/2010

    ポゴレリチの「遅い」といわれるピアニズム。普通ピアニストは脳がパターン認識し、ほとんど条件反射的に体が反応するレベルで演奏を仕上げる。知性や意識は指の動きに干渉するケースが多く、それを排除するためだ。この方法では演奏速度は速くなる。ところがある技量以上になると、ポゴレリチの速度では条件反射的な奏法は使えない。遅く弾くことで、自らの意識で打鍵を調節しなければならなくなる。ポゴレリチの速度はその境界線あたりにある。彼は、知性と意識の干渉を受けつつ十全な打鍵が可能な速度でのピアニズムを必ず守る(彼の講義では、そのための練習法にも言及していた)。それで正確な打鍵をするためには極度の集中力が必要で、そのため隅々まで意識の行き届いた独自の世界が作られる。私が彼の録音に好意的なのは、打鍵に決して手を抜かないこと、そのようなピアニズムを意識的に実践していること。その方法と作品の方向性が合致したときは物凄い。「展覧会の絵」は彼の最高傑作の一つ。このピアニズムと比べると他のピアニストは、はっきり言ってヌルイ。ポゴレリチに嵌ると運動会系のピアニストに嫌悪感しか持てなくなる。でもそれは仕方が無い。

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  • ★★★★★ 

    ひのき饅頭  |  愛媛県  |  不明  |  20/May/2005

    ポゴレリチの演奏には異様さがあるといわれますが、この演奏は異様そのものです。「展覧会の絵」をグランドでそのまま弾いてしまうと、どうしても響きがキツくなります。それを逆手に取り、異様な響きを意識的に作り上げており、耳の良い人ならストレスを感じるほどです。奥底の言語化できない塊のようなものをボタボタと吐き落とすかのような音楽。真面目で感受性の高い少年が、青年期から成人期にかけて何かを獲得しつつ腐食していくかのような演奏。どこか醒めている音色が不気味です。

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  • ★★★★★ 

    prescription  |  JAPAN  |  不明  |  10/November/2004

    名盤多数の同曲だが、これ以上の感銘は他で味わえない。この録音はポゴレリチのベストでしょう。彼が何故異端児と呼ばれたか、それが最もわかりやすいかたちで表れたディスク。モーツァルトやショパンの録音では異端とは呼べない。

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  • ★★★★☆ 

    ボテ猫  |  神戸  |  不明  |  07/May/2001

    展覧会の絵のピアノCDのベストで、遅いテンポが気にならず、オーケストラ版に唯一対抗しうる気迫とダイナミズムを持った名演。ポゴレリチのベスト演奏である。

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