霧の子午線

それは愛についての第二章　女ふたり――あの時も、おなじ男（ひと）を愛した。吉永小百合と岩下志麻――二大女優、初共演。女流作家・高樹のぶ子のベストセラー小説「霧の子午線」の映画化。元テレビの人気アナウンサーで、引退後は画塾を開いているが、クローン病という難病ゆえに、限りある命を意識せざるを得ない沢田八重。地方紙の第一線記者として働く活発そのもののキャリアウーマンだが、昔別れた男性との間に一人息子がおり、シングルマザーとしての苦悩も秘めた鳥飼希代子。学生運動の最中に固い友情で結ばれ、一人の男を同時に愛した二人の女性が、四十代に達した時、再び同じ街に暮らし、昔のように一人の男を愛してしまう――。キャストは、沢田八重役に吉永小百合、鳥飼希代子役に岩下志麻が扮して、女同士の揺れ動く愛と友情を華麗に表現。玉置浩二、山本耕史、筑紫哲也、風間杜夫、林隆三が女性たちの物語を支える。監督は、映画「きけ、わだつみの声　Last Friends」で第19回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞したベテラン出目昌伸が、日本を代表する二大女優を主演に迎えて、本来得意とする女性の＜愛と情念＞の世界に挑戦。中島みゆきの主題歌にのせて、函館・ノルウェーの壮麗な風景をバックに、豊潤な映像ロマンが浮かび上がる。

■原作：高樹のぶ子（中央公論社刊　中公文庫版）
■脚本：那須真知子
■監督：出目昌伸
■出演：岩下志麻／吉永小百合／玉置浩二／林　隆三／山本耕史／筑紫哲也／風間杜夫（友情出演）

■映像特典（フォトギャラリー（予定）／予告編（予定））

高樹のぶ子の同名小説を豪華キャストで映画化。学生運動の時代に固い絆で結ばれ、一人の男を同時に愛した二人の女。それから長い年月が過ぎ、二人は再び同じことを繰り返し……。出演は岩下志麻、吉永小百合、玉置浩二ら。(CDジャーナル　データベースより)