最初の人間

故郷アルジェリア、少年時代の記憶と母への想い、自由と平等な社会を求めたノーベル賞作家の自伝的ベストセラー小説を映画化した感動作。

収録時間：105分／画面サイズ：ビスタサイズ／カラー／製作：2011年 フランス＝イタリア＝アルジェリア／片面2層／

■音声：フランス語 ステレオ
■字幕：日本語

翻訳者　　寺尾次郎

【特典映像】
予告編

【スタッフ／キャスト】
監督、脚本：ジャン二・アメリオ　　原作：アルベール・カミュ　　製作：マルコ・キメンツ 、 ジョヴァンニ・スタビリーニ 、リカルド・トッツィー　　撮影：イヴ・カープ　　出演：ジャック・ガンブラン（ジャック・コルムリ）、カトリーヌ・ソラ(1957年のキャサリーン・コルムリ）、マヤ・サンサ(1924年のキャサリーン・コルムリ）、ドゥニ・ポダリデス（ベルナール先生）、ジャン＝フランソワ・ステブナン(農夫)、ニノ・ジュグレ(1924年のジャック・コルムリ）

【ストーリー】
アルジェリアの光と風、自由を求める民衆の胎動―。遥かなる故郷への旅で、作家が見出した新しい世界とは。『異邦人』『ペスト』『反抗的人間』等で知られるノーベル文学賞作家アルベール・カミュの遺作にして未完の自伝的小説『最初の人間』を映画化。監督・脚本は国際的評価の高いイタリアの名匠ジャンニ・アメリオ（『家の鍵』『いつか来た道』）。1957年夏。フランス領アルジェリア、独立を求めるアルジェリア人と政府の間に戦火が広がる最中、フランス在住の小説家コルムリは故郷での講演に赴く。そこには今も年老いた母がひとり暮らし、学生時代の友人、恩師がいた。地中海を臨む美しい大地で、コルムリは少年時代を追想する。民族の誇りとは？正義とは？彼はフランスとアルジェリアの和解のためにできることを模索するのだった。主人公の作家を今村昌平『カンゾー先生』、クロード・シャブロル『刑事ベラミー』のジャック・ガンブラン（他に『クリクリのいた夏』『マドモアゼル』）が演じている。

© Claudio Iannone

アルベール・カミュの遺作となった未完の自伝的ベストセラー小説を、ジャンニ・アメリオ監督が映画化。1957年のフランス領アルジェリアを舞台に、講演で帰省した小説家が少年時代を追想し、正義と誇りについて模索する。(CDジャーナル　データベースより)