現代最高峰のトランペッター、マーキス・ヒルの最新作が日本のみCD化。さらにシームレスに、そしてコスミックなサウンドで洗練度を増したサウンド。
■2014年にセロニアス・モンク・コンペティションで優勝、その後2016年のメジャー・テビュー作以来ジャズのルーツをリスペクトしながらR&B/ヒップホップ・マナーのメロウな作品を数多く残しているマーキス・ヒルの最新作はさらに洗練度を増した内容。盟友マカヤ・マクレイヴン他と共にここ数年シーンの大きな勢力となっているシカゴ出身者らしく、同地出身メンバーを多数擁したワン・ホーンによる最新作。人々の生活の中の儀式やルーティーンについて自覚的に捉えることを呼びかけたコンセプト・アルバム。
■名作『Modern Flows Vol.2』(2018)、『LOVE TAPE』(2019)、『Soul Sign』(2020)とR&B/ヒップホップの要素をブレンドした作品を連発、それをさらにジャズ的に昇華した豪華メンバーによる圧倒的なライヴ演奏の前作『New Gospel Revisited』(2021)を経て、この方向をさらにシームレス&コスミックに発展させたサウンド。
ゆるやかなグルーヴと音像に、繊細なトーンが一体化していく。
■マーキス・ヒルはトランペット/フリューゲルホルンの他に幻想的なエフェクトとスポークン・ワード〜ラップも担当。メンバーはシカゴ出身でシオ・クローカーのバンド・メンバーでもあるマイケル・キング(p, rhodes, org)、マカヤ・マクレイヴンの盟友でもあり4月のマカヤ来日公演にも同行するユニウス・ポール(b)、インディー・バズ(ds)。
■さらにfeat.アーティストにはスウィートなネオソウル・テイストが話題の最新作(マーキス・ヒルもfeat.参加)をリリースしたブラクストン・クック(vo, as)、彼のサウンドにもはや欠かせないジョエル・ロス(vib)、男性シンガーとして初めてサラ・ヴォーン国際ヴォーカル・ジャズ・コンペで優勝した美しいファルセットのG.トーマス・アレン(vo)、シカゴのシンガー&マルチ・プレイヤーのPheliox、シンガー・ソングライターAriesfoolmoonとかなり強力。
(メーカー・インフォメーションより)
米・シカゴ出身のトランペッターによる2023年発表作。同地の盟友を迎え、日常の儀式やルーティーンに対して自覚的であることを呼びかけたコンセプト・アルバム。ヒル自身はスポークンワードやラップも担当している。(CDジャーナル データベースより)