L'essentiel 1981-2012: 究極のベスト

結成40周年記念
特大ヴォリュームで贈る究極のベスト盤！

　ミュージック・マガジン社から刊行された『定盤１０００』で比較的大きく取り扱われていた、マルチニーク音楽の最高傑作であるマラヴォワ『ジュ・ウヴェ』（ライス MSR-581）。この作品はそれだけでなくワールド・ミュージックの夜明けの時代を象徴する大名盤でもありました。そんな作品を1988年に作ったマラヴォワはいまだ現役。今年で40周年を迎えました。それを記念して12月1日にはパリの「ゼニット」でライヴが行なわれ、大盛況のうちに終了しました。そしてもちろんそんな40周年記念は一夜のライヴだけでは終わりません。「究極のベスト盤」ともいえる作品も登場いたしました！

　1972年の結成以前よりほぼ同じようなメンバーで「メリー・ラッツ」というバンドで活躍していた彼らはもちろん当初はアマチュアの楽団ですが、現在も基本的な姿勢はそのままなのがマラヴォワの長寿の秘けつかもしれません。少なくとも77年には最初の録音を残した彼らでしたが、まだその時代にはキューバ音楽の影響を多大に受けたダンス・ナンバーが中心で、雑然とした音楽性をもっていました。しかも78年には一度、解散の憂き目にあってしまいます。

　そこでまったく姿を変えて再結成したのが80年。キューバやハイチの音楽のコピーをやめ、往年のマルチニークのダンスホールで親しまれていた音楽の再構築というコンセプトを明確に打ち出してゆきます。ここで彼らのトレードマークのひとつであるストリング・セッションを導入しました。そんな意欲あふれた80年代前半を彼らの全盛期とするファンも多く存在します。そのサウンドに評価を得て、自信もつけた彼らはヨーロッパ進出を試みます。87年にはフランスのレーベルと契約。同年にゼニットで録音したライヴ盤を発表し、その翌年リリースしたのが『ジュ・ウヴェ』でした。それから90年代はいくつもののアルバムをリリースし、2009年には10年ぶりのアルバム『ペップ・ラ』（オルター・ポップ）でファンを喜ばせました。

　そして40年。本作にはそんな80年代初頭のアルバムから最新作までのベスト・トラックを３枚のＣＤに、さらにもう１枚には1987〜2007年に録音した最良のライヴ・トラックが収められています。ＤＶＤには７曲のライヴ映像とドキュメンタリ−を収録。しかもなんと1989年の来日公演の模様も入ってます！　これはまちがないなく究極のベスト盤。すべてのワールド・ミュージック・ファンが必携、と断言いたします。 （メーカー資料より）


※付属のDVDはPAL方式となります。
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