★巻頭特集:叛逆の象徴、シド・ヴィシャス
没後30年企画。映画公開中のセックス・ピストルズ。シド・ヴィシャスはパンクの代名詞でもある。しかし、代名詞でありながら、ミュージシャンとしては無能だったシドは、やはりパンクの中で孤立した存在だった。パンクにとってシド・ヴィシャスとは何だったのかを明らかにする。
★SPECIAL EDITION - 1
シド・ヴィシャス
流星のように
★INTERVIEWS
シド・ヴィシャス没後30周年 特別インタビュー
★山口雅也 インタビュー
キッド・ピストルズ・シリーズの著者が語る、セックス・ピストルズとシド&ナンシー
★仲井戸麗市 インタビュー
<マイ・ウェイ>をシド・ヴィシャスの解釈を借りて歌うのは自分にとって意味があることだと思った
★ダイナマイト・トミー インタビュー
あのシド・ヴィシャスの一撃で、僕は解放され、人生を変えられました
★三代目魚武濱田成夫 インタビュー
セックス・ピストルズという表現にしろ、シド・ヴィシャスの<マイ・ウェイ>にしろ、絶妙なことを実に見事にやっている新しい表現なんです
★ツネグラム・サム(ヤング・パリジャン) インタビュー
セックス・ピストルズになろうとするあまり、パンクの象徴になってしまった若者
★小林英弘(ザ・スレイヴマスター・コネクション) インタビュー
パンクのベースはルートを弾くだけでいいという考え方が僕の中にあるのは、シド・ヴィシャスの影響です
★松尾敏正(クラブ・ザ・スター) インタビュー
マルコム・マクラーレンやバーニー・ローズのように、私の立場でバンドをまとめてみたかった
シド・ヴィシャスについて想うこと 岡田純良
存在するってこと-「シド・ヴィシャス」というペルソナを楽しんだジョン・サイモン・リッチー 池田洋行
ロックンロール詐欺の手口一部始終 シドと仲間のアワー・ウェイ 室和之
セックス・ピストルズは永遠に21歳で、永遠にパンク・ロッカーのままだ 石田勇
ロックンロールの仮説を証明した男-シド・ヴィシャス 中村隆宏
★連載インタビュー
菊地英昭
[LET THE MUSIC DO THE TALKING]
隙間無くぱんぱんに詰まっていた時間
いのうえひでのり インタビュー 英国ロックの心髄と結ぶ『リチャード三世』
≪マジック≫制作時の勢いをそのままに ブルース・スプリングスティーン≪ワーキング・オン・ア・ドリーム≫ 山本慎也
土屋公平 インタビュー ソロ・シンガーが歌うときに発する何かと自分のギター・サウンドを共鳴させたい
パンドラの写真集 メイ・パンのジョン・レノン写真集『ロスト・ウィークエンド』について 佐藤仲由
JESS THE CITY ≪太陽はひとりぼっち≫を聴きながら 中村彩華
真鍋 崇(ザ・ニートビーツ) インタビュー 勝ち戦よりも負け戦こそ一生懸命やらなければならないという美学
対談 三代目魚武濱田成夫×ナリオ 『ジャイアン・ア・ライト』を観た夜に
★SERIES
ブックス・おんざろっく 第8回逸脱する人たち 遠藤利明
漂えマチルダ 奥森友紀
オフ・ザ・ロードの日々 34 今や懐かしの90年代 松本朱美
2009年のザ・ローリング・ストーンズとフェイセズ 金子ヒロム
影山に聞け いつも側にいてくれるロック U2とガンズ&ローゼズ 影山亜紀子