BBC Music Magazine 2016年 1月号

イギリスの作曲家、バターワースとマッカンの管弦楽作品集
マンゼ、ヴァンスカ、ブラビンズ、ロックハート（指揮）

BBCが録音した音源を付録CDに使用するという、BBCならではの企画で人気を博すイギリスの月刊誌「BBCミュージック・マガジン」。
　今回の付録CDは、2人のスコットランドの作曲家、ジョージ・バターワース[1885-1916]とハーミッシュ・マッカン[1868-1916]のオーケストラ作品集。バターワースといえばカルロス・クライバーが『イギリス田園詩曲第1番』を好んで指揮していたことでも有名。ここではその曲も含む名曲の数々を良い音で楽しむことができます。指揮はアンドルー・マンゼにオスモ・ヴァンスカ、マーティン・ブラビンズ、キース・ロックハートという有名どころで、オーケストラはBBCスコティッシュ交響楽団とBBCコンサート管弦楽団。
　バターワースもマッカンもイギリス民謡の影響を大きく受けた作曲家で、その音楽には民謡の美しさや素朴な雰囲気が色濃く反映されていると言われています。
　第1次世界大戦のため31歳の若さで戦死してしまったバターワースは、自分に厳しい作曲家でもあったため、自作の多くを破棄、管弦楽曲ジャンルは『青柳の堤』、『シュロップシャーの若者』、『2つのイギリス田園詩曲』しか残されておらず、それらはこのCDで聴くことができます。どれも20代で書かれた作品です。
　組み合わせのマッカンの2曲はどちらも19歳の時の作品で、『山と湖の国』はマッカンの名を有名にした成功作でもあります。スコットランドの雰囲気を感じさせる傑作です。（HMV）

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【本文】
本文の方は、以下のような感じです。

● ストラヴィンスキー・レヴォリューション
● レニングラード・ホラー
● ナタリー・デセイのオペラ引退後の生活
● ラロ再発見
● マイラ・ヘス

Stravinsky's Revolution
Was the iconic Russian the 20th century's most radical composer?

Leningrad horror
Tom Service tells the story of Shostakovich's 7th Symphony

Natalie Dessay
The soprano's life after opera

Eduoard Lalo
We rediscover a neglected genius

Myra Hess
Britain's heroic wartime pianist

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【CD収録情報】
● バターワース：『青柳の堤』 [6:35]
　BBCコンサート管弦楽団
　キース・ロックハート（指揮）
　recorded live at Valley Performing Arts Center, Northridge California, US, 14 February 2013

● バターワース：『シュロップシャーの若者』 [11:08]
● バターワース：イギリス田園詩曲第1番 [5:11]
● バターワース：イギリス田園詩曲第2番 [5:57]
　BBCスコティッシュ交響楽団
　アンドルー・マンゼ（指揮）
　recorded live at City Halls, Glasgow, 1 November 2012, 20 October 2011

● マッカン：演奏会場序曲『山と湖の国』 Op. 3 [10:06]
　BBCスコティッシュ交響楽団
　オスモ・ヴァンスカ（指揮）
　recorded live at Singletary Arts Centre, Lexington, US, 22 March 2001

● マッカン：管弦楽バラード『悪魔の船』 Op. 5 [11:05]
　BBCスコティッシュ交響楽団
　マーティン・ブラビンズ（指揮）
　recorded live at Music Hall, Aberdeen, 12 October 2007