ひっそりとCD化ではなく大々的にLP再発やCD化されてから随分経ちますが評価は依然として高く、寧ろリスナーの世代が拡大してより一層の人気なのではないでしょうか？ギターのクリススペディング含めニュークリアスの面々の演奏は素晴らしいしリンダホイルの歌声も絶品です。

３５年も前に渋谷のジャズ喫茶SAVで１回聴いただけなんだけど印象に残っていた。クリス・スペディングのダルなギターを聴きたくて店でさがしたけどなかったね。 廃盤になってしまった、ちょっと残念でいままでいたら、CDで復刻されていたなんて。すぐ買った。ブルースとバラードが雰囲気異質で不思議だと思った記憶がある。今聴くとレンジの広い一貫性のような気もする。学生の頃は感じなかったけど。リンダ・ホイルの「ほんと」はバラードなのかな。バーボン飲みながら聴いたけど最高！！

ジャジーかつブルージーなリンダのハスキー・ヴォイスと腕に覚えのあるニュークリアスのタイトなバック演奏とで、まるでカクテルの味わい。沈み込んでゆくようなくすんだムードに43分少々とは思えないほど充実した時間を満喫できる。

ジャジーかつブルージーな一曲目（この調子で最後まで行ってもらいたかった）がいちばんの聴きどころ。ものみな寝静まった頃ヘッドフォンで二曲目Paper Tulipsを聴いていたら不覚にも胸が高鳴った、それぐらいに切ない。

ここ数年ずっと探してたアルバムが奇跡の再発！いやはやこれは想像以上にいいですね。正直言ってアフィニティーと比べて全ての面において上回っているんじゃないでしょうか。曲、演奏、歌唱どれをとっても最高のアルバムです。１〜２への流れは絶品！！！

　アフィニティの解散から１年後、71年に発表された唯一のソロ・アルバム。表情豊かな歌唱はアフィニティ時代よりも格段にアップしており、姐御タイプかと思えば清楚なお嬢様のようなスタイルも聴かせている。やけにジャジーなバックの演奏は、英国を代表するジャズ・ロック・グループの１つ、ニュークリアスの面々が担当。声帯を痛めたリンダはこの後カナダに移住、音楽療法士として第２の人生を歩み出す。

広島の大手CDｼｮｯﾌﾟにもなく,いわゆるｺﾚｸﾀｰ物かと半信半疑で購入したが、驚くほどの歌唱力と演奏。ﾍﾟｰﾊﾟｰﾁｭｰﾘｯﾌﾟという曲は心にしみる。