Acosta (アナログレコード)

知る人ぞ知るメキシコのラテンファンク・マスター、レオ・アコスタの1970年オリジナルの激レア盤『ACOSTA』が待望の世界初復刻!!!

著名なドラマーであり、オーケストラなども手掛ける作編曲家であったというレオバルド・アコスタ・キンタナール、通称レオ・アコスタ。本作はそのアコスタの1970年作。極めて厳格なバンマスとして知られていたアコスタだが、親しい仲間とのアフターアワーズ的セッションとして録音された本作は、非常にリラックスした雰囲気の中でレコーディングされたのだという。またアコスタのこれ以前のアルバムはヒット曲のカバーを入れることをレーベル側に要求されていたのに対し、本作はそういった縛りがなく、全曲オリジナルで構成されているのが特徴だ。

そしてなんといっても本作最大の肝はその音楽性だろう。ジャズ、ファンク、サイケロックといった要素をラテンのリズムと統合するアコスタの傑出した才能が全編にわたって発揮されており、例えば冒頭の "Rencorosa" はサンタナやウィリー・ボボへのメキシコからの回答とも言うべきもの。印象的なホーン・リフからスタートする最高のラテンファンク "Noches de Viaje"、アコスタらしいブーガルー "Rosa Rosita"、B級映画のサントラのようなムードもある "Melodia del Amor"などなど、その他の楽曲も粒ぞろいで、決して良い録音状態とはいえないものの、そのサウンドと歪な位相がもたらす得も言われぬ雰囲気が聴くほどに中毒必至な全10曲。ラテン、ファンク、サイケ・ファンはもちろん、サントラやライブラリー、オブスキュアなサウンドを求める音楽ファンにもオススメしたい、カルトなサイケラテン・ファンクの逸品だ。

（メーカーインフォメーションより）