L・M・オルコット / 吉田勝江

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第三 若草物語 角川文庫

L・M・オルコット / 吉田勝江

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784042141198
ISBN 10 : 4042141196
フォーマット
出版社
発行年月
2008年12月
日本
追加情報
:
15cm,493p

商品説明

わんぱく小僧のトミー、乱暴者の段、心優しいデミとデーズィ、おてんばなナン…。子どもたちの引き起こす事件でプラムフィールドはいつも賑やか。心暖まる名作。

内容詳細

ジョーが亡き伯母からゆずりうけたプラムフィールドの家は、いまや様々な境遇の子供を預かる学園のにぎわいを見せていた。そこにやって来た、ヴァイオリン弾きの孤児のナットと、暗い過去をもつ不良少年ダン。次々に起こる悲喜こもごもの出来事のなかで、個性豊かな子供たちはぶつかり合いながらも情緒豊かに成長してゆく。マーチ家の姉妹たちが、それぞれの家庭を育む姿を描く、その後の「若草物語」。

【著者紹介】
L・M・オルコット : 1832‐1888。ペンシルベニア生まれ。超絶主義の学者として名を馳せた父と理解者である母のもと、四人姉妹の次女として生まれる。引っ越しを繰り返す貧しい一家を助けるため、15歳にして真剣に執筆を始め、早くから作家への道を歩んだ。南北戦争が始まると看護婦として従事し、その折に書いた『病院スケッチ』が作家としての第一歩となる。1868年、半自伝的小説ともいえる『若草物語』が出版されるや、一躍名声を博し、以後様々な作品を発表。少女小説の書き手として世界中で愛された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • のっち♬ さん

    ベア夫妻がプラムフィールドで開く学園の生活模様。生徒の多くは腕白男子で、斬新な遊びや悪戯が次々に繰り出される。屋内には虫に蝙蝠の死体に石ころ、平然としていられるのはジョーだからだろう。台所を与えられたデイジーの喜び、悪徳を持ち込んだダンの改心、勤勉に働いた末に急逝するジョンへの敬意—土台に信頼、正直、勇気などを据えて自己の欠点と向き合う子供らを活写する点は前二作と共通している。全体を包むのは次の世代という花壇に飾り気のない善良さをひたむきに植え込む大らかな慈愛。「名誉は黄金より尊い」「情けは暴力にまさる」

  • おか さん

    私もジョー夫婦の経営するプラムフィールドの学園に入学したかった。14人の少年少女達がその個性をきちんと活かされながら 其々の性格に適った生き方を ジョーと夫のベア先生に導かれていく様が 最高!!!14人もの子供にできたのだから 我が家の3人にもできた筈、、、苦笑。この時代の遊びというと 今とは違って 周辺にある物で工夫を凝らす。大きい子が 小さい子の面倒を見るのは当たり前で 良い事も悪い事も踏襲され、小さい子は 大きい子の様子を見て やる事を取捨選択する。そして 好きな事をノビノビさせる!!!うーん良かぁ

  • ユメ さん

    物語の主役は四姉妹からプラムフィールドの子どもたちへと移る。子どもたちの個性が生き生きと輝いていて、私は第三作も第四作も好きだ。子どもたちの愉快な遊びや突拍子も無い失敗に一喜一憂し、ジョーとベア先生の温かな愛情によって彼らが開花してゆく姿に目を細めずにはいられない。大人になって読み返すと、『若草物語』の教訓は宗教色が濃かったり現代の価値観にはそぐわなかったりする面もあるのだが、それでもベア先生の教えには変わらず人の心を動かすものが宿っている。子どもたちが素直にそれを吸収するのに何度はっとさせられたことか。

  • 北風 さん

    こんな名作が消えていくのは本当に残念。みんなもっと読むべき。この作品も前2作が注目されているけれど、趣が違うので当然だが、こちらも名作なのに。現代ではちょっと見せられない過激な内容もあるが、子供たちの健全なこと。現代においては、これを読んでも感動できない社会って歪んじゃってる。ベア先生が金八先生も真っ青な立派な先生で感動した。あれくらい度量が大きく思慮深くなければ、お転婆なジョーの尊敬する旦那さんにはなれないでしょうね。特にダンとナットに焦点が当てられているが、続編で成長した彼らに会うのが楽しみだ。

  • 崩紫サロメ さん

    原題はLittle Men、最初のLittle Womenと対になるような形。結婚して子どもを持ったジョーは親戚や身寄りのない子ども達を集めた学校を作る。男の子たちの中に女の子を入れることの是非を論じている場面があるが、作者が婦人参政権運動の担い手であったことと恐らく関係があるのだろう、少年少女たちがそれぞれの長短を補い合い、共に高め合う形で小さな社会が展開していく。続編Jo's Boysはどんなところに行きつくのか、楽しみ。

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