JAZZ JAPAN Vol.38

●アーリー・ジャズを聴こう
ニューオリンズが生んだ二人のスターの足跡で辿るジャズのルーツ
ルイ・アームストロング,ジョージ・ルイス

アーリー・ジャズを通じて「スイング」「エンターテインメント」というジャズ本来の楽しさを再考する特集。ニューオリンズ・ジャズの歴史をルイ・アームストロング,ジョージ・ルイスという二人の巨人を軸に紐解くとともに,ニューオリンズ・ジャズの奏法,歴史的名盤とそのスピリッツを今に伝える現代のアルバムなど様々な角度からジャズのルーツとその本質を解明していく。

●ハービー・ハンコック&チック・コリアがイタリアで夢のデュオ共演
去る7月,ジャズ・ピアノの2大ヒーロー,ハービー・ハンコックとチック・コリアがイタリアの名門ジャズ祭でデュオ共演を果たした。共にマイルス・デイビスに見いだされ,30年にわたって友情を培ってきた2人の一夜限りの共演の様子を特別リポートする。

●タワレコ女子ジャズ部員の聴いた JUJU JAZZ TOUR 2013~DELICIOUS 2nd Dish
ジャズ第2作『DELICIOUS~JUJU'S JAZZ 2nd Dish~』のリリースを記念して“ブルーノート東京"をはじめ3都市9公演のクラブ・ライヴを行ったJUJU。本誌でもお馴染みのタワレコ女子ジャズ部員の方々に8月6日のステージのインプレッションを「女子ジャズ視点」から聞いた。

●うたを知り尽くした至高の親子デュオ 大橋巨泉&豊田チカ
ナット・キング・コールとナタリー・コールのヴァーチャル共演は多くのファンの感動をよんだ。しかし,ここにもっとしあわせな親子共演がある。80歳を目前にヴォーカリストとしての円熟の境地に到達した「うた」を披露する大橋巨泉,50歳を超え成熟した「うた」を聴かせる豊田チカ。両人が語る「うた」好きにはたまらない「ジャズ愛」が漲るインタビュー。

●村上春樹も愛した名ピアニスト シダー・ウォルトン逝く
現役では一番好きなピアニストと著作「意味がなければスイングはない」で村上春樹氏が広言していたピアニスト,シダー・ウォルトンが8月19日に急逝したのを受けて,彼を悼み,その人生や音楽性,人柄,代表作などを紹介する。

●好評連載
(1) 山中千尋COOL TALK
(2) 中野俊成 そして,ジャケ買いしてしまった
(3) 寺島靖国/岡崎正通 JAZZ IN GOOD'N OLD DAYS~我が愛しのジャズ・アルバム ほか