JAZZ JAPAN (ジャズジャパン)vol.122 2020年 11月号

JaZZ JAPAN編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
088381120
フォーマット
発行年月
2020年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:

内容詳細

1.
私のすべては、私を生き続けさせるあなたのこの夢にある
ダイアナ・クラール

トミー・リピューマとの最後の録音〈バット・ビューティフル〉を含む、2016年から数年間にかけて録られてきたダイアナ・クラールの未発表音源作が、困難を極める時代の中で急遽リリースされる。「アウト・テイクにはほど遠く、そのままにしておくにはもったいない」と本人がいう、これら珠玉の録音にはどんな想いが込められているのか。
その真意をさぐってみた。

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2.
特集ハービー・ハンコック

<特集1>
半世紀を経て再びやってきた未知との遭遇 SA-CDハイブリッド4ch盤で『ヘッド・ハンターズ』の真髄を聴く

マイルス・デイビス・クインテットを離れたものの、変貌するマイルス・サウンドに影響を受けながら、エレクトリック/ファンク/アフリカ色の強い作品をリリースしたハービー・ハンコック。その集大成といえるのが73年の『ヘッド・ハンターズ』だ。
ここには、メインストリーム・ジャズ作品に加え、『フューチャー・ショック』『フューチャー 2 フューチャー』など時代の尖端を走り続けていったハービーのもう一つの矜持がみなぎっている。

<特集2>
なぜ、ジャズのエリートは非ジャズ路線にいったのか? 3つのキーワードからその理由を探ってみた

『ヘッドハンターズ』でヒットを記録した際に、ハービーはジャズ界から散々な評価を浴びせられた。マイルスへの批判の次の標的だったと言ってもいい。しかし、そんな風潮とは関係なく、ポップ音楽はテクノロジーとともに進化し続けた。
そこにハービーがメインストリーム・ジャズと並行して非ジャズ路線を進めた理由がある。

<特集3>
ハービー・ハンコック・レコード・カタログ

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3.
ジャズ喫茶ベイシーの音場を真空パックした男たち

ファンの間で話題となっていながらコロナ禍のために上映が延期されていたドキュメンタリー映画『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)』が遂に公開された。
映画にサウンドトラックはつきものだが、今回はまったく異なるコンセプトのアルバムがリリースされる。なんと、映画撮影時にベイシーのオーディオ・システムで鳴らした音を、店内の空気感ごと録音した前代未聞のサウンドトラックだ。この大胆かつリスクの高い作業を成し遂げたのは監督の星野哲也氏とエンジニアの吉川昭仁氏。
驚きのサウンドで年季の入ったファンすらも脱帽させるその制作現場について伺った。

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4.
寺島靖国のMY ROOM MY AUDIO

今月はオーディオの世界ではつとに有名な医師にして究極の趣味人、三上剛志氏を訪問。
横須賀にある自身の医院上階に所狭しと鎮座する目も眩むばかりの歴史的なオーディオ装置と貴重なアナログ盤の数々…それらを気兼ねなく操り、粛々とターンテーブルにレコードを乗せる仕草に、常人ではたどり着くことのできない世界を知る「極めびと」の境地を見た。

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5.
さかもと未明
ムーランルージュの煌めきを纏う新感覚ジャズ

漫画家、作家、画家、タレント、そしてジャズ・シンガー。
そのミステリアスな佇まいそのままに、万華鏡のような才気を放つアーティスト、さかもと未明が待望の新作をリリースした。その持ち前の優れたアート感覚と個性が織り成す、さかもと流フレンチポップの芳醇な音世界には、あのミシェル・ルグランの子息であり、歌手のバンジャマン・ルグランも参加、不穏な世相を吹き飛ばすパワーとエスプリに満ちた作品に仕上がった。
果たしてそのアイデアの原型とサウンドの源はどこにあるのか。さかもと本人に話を聞いた。

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