図説世界の歴史 4

J.M.ロバーツ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784422202440
ISBN 10 : 4422202448
フォーマット
出版社
発行年月
2003年04月
日本
追加情報
:
22cm,284p

内容詳細

ローマ帝国の滅亡とともに、西方世界の「文明の伝統」は、西ヨーロッパ文明、ビザンツ文明、そしてイスラーム文明という大きな3つの流れに分岐していく。これらの文明の衝突や興亡を活写するシリーズ第4弾。

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読書メーターレビュー

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  • skunk_c さん

    18世紀以降ヘゲモニーを握り始めた英米社会の歴史家であるため、監修者や多くの方の感想にあるように、イスラーム社会やオスマン帝国、そして何よりモンゴル帝国の扱いがかなり粗雑な印象。そして一方中世(西)ヨーロッパはその「遅れ」をはっきり指摘しながら、詳細な記述。これは著者のせいというより、やはり歴史書が「勝者」に偏って記述されるというある種の普遍性かもしれない。しかしその理解しやすい文体、豊富な図表、そして特にビザンツ帝国を軸に見たときの東西のせめぎ合いの巧みな描き方など、やはり素晴らしい1冊と言える。

  • 犬養三千代 さん

    古代から中世にかけての文明。 イスラムの誕生とその栄枯盛衰は図版もきれいで興味深い。 ヨーロッパって未開だったのかな。 遊牧民の動きも目が離せない。 第9巻も読みたい。

  • tieckP(ティークP) さん

    ギリシア、ローマに次いでこの巻ではビザンツ帝国が重視されている。一般にビザンツは西洋古典に比べて軽視されてきたわけだから、鳥瞰的な「世界の歴史」としてはロバーツの個性と言えるが、おそらく末期ローマから中世前期を解説するのに、ビザンツを軸にするのが、西洋古典との繋がり、アラブからのイスラム勢力の興隆、カトリックと正教会の分裂、西ヨーロッパの衰退などを説明するのに立地的に好都合だと考えたのだろう。監修者はモンゴルとイスラムの扱いの悪さを率直に嘆いていて、それも一理あるが、この世界史はこれで良いとも思う。

  • がんぞ さん

    原題は“伝統の分離”。1〜4章(約200頁)ビザンツ帝国(東ローマ帝国)を中心とした地中海世界の興亡。東西分離は行政の都合からだったが教義の違いから教会の分離と、両者をアヴァール人フン族など騎馬民族の地帯が交流不能にしキリスト教圏の名ばかりは同じでも文化面でも隔たっていった。第5章だけがフランク王国を中心とした西ローマ帝国の後継者たちで、紀元1000年ぐらいまではローマ帝国の遺産であった道路は破壊され生産力低く騎馬民族には買収して味方にするよりなくヴァイキングの脅威になすすべもなく全く大したことなかった…

  • 舌噛 さん

    一番印象にのこったのは監修者後藤明のあとがき。著者ロバーツの視点がキリスト教的世界観に偏っていて、イスラーム社会やユダヤ社会、モンゴル騎馬民族についての記述が欠落あるいは古いという批判。裏返せば日本人でない人が書いた歴史観に触れることができる新鮮さがあるということか。中世の特に西ヨーロッパの人々の考え方や社会の動きについて知ることができた。

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人物・団体紹介

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J.M.ロバーツ

1928年生まれ。元サザンプトン大学副学長。1976年に『世界の歴史』を刊行し、大好評を博して以降、26年間にわたって改訂をつづけている。現代における世界史研究の第一人者

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