ケーブ・ベアの一族 下 エイラー地上の旅人

J.アウル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784834251067
ISBN 10 : 4834251063
フォーマット
出版社
発行年月
2004年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,365p

内容詳細

種の違いから姿かたちも、ふるまいも異形としか映らないエイラは数々の苦難に見舞われながらも、たくましく生き抜いてゆく。最古のヒロイン、エイラの数奇な運命を描いた愛と冒険の物語、初の完訳本で日本上陸。

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読書メーターレビュー

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  • マッピー さん

    よそ者、醜い者と、最初は一族に受け入れられなかったクロマニオン人の少女・エイラは、ネアンデルタール人の一族の礼儀を学び、徐々に一族に馴染んでいく。ただ一人、族長の息子・ブラウドを除いて。世代交代で老いた族長たちが退き、ブラウドが族長の権限でエイラと息子を引き離す決定を下した時、大地震が彼らを襲う。エイラがこの地震を起こしたと、一族から追放することが決まる。エイラはたった一人で、よそ者が住むという北に向かって旅立つ、というところまで。進化の分岐をネアンデルタール人は越えられないと知ったクレブの衝撃がつらい。

  • midorikawa-e さん

    長編だが、筆致は安定している。エピソード配分も申し分ないと思う。また、サイエンスティックな部分も説明ぽくなくストーリー進行を補っている。ややフェミ臭はあるものの、個性的な少女エイラ(ネアンデルタールの集団内ではクロマニヨンは個性的足らざるを得ない)の苦闘する様も感情移入できる。純文学を読むときのような手応えはないが、エンタメとして優れている。なぜだか、『ウォーターシップダウンのうさぎたち』(リチャード・アダムス)を思い出す。

  • takao さん

    3万年から3万5千年前に洞窟に住んでいた人々が主人公

  • もくたつ(目標達成) さん

    5。ブラウドはエイラに非情な振る舞いをする。それを理解してくれる優しい族長とまじない師がいなかったら、エイラは生き延びられなかっただろう。結婚や死でエイラの家族が変わっていく。この先エイラは自分の種族を見つけられるのか。続きが楽しみ。

  • T-top さん

    エイラが遭遇する数々の試練にめまいがする。あまりのスケールの大きさに圧倒される。しかし作者は薬草や生物学のほか、相当文化人類学や考古学を勉強してらっしやる!アイヌのイヨマンテの儀式まで登場したのにはびっくりした!

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