Handelは昔から大好きだが、どう言う訳か愛聴盤不在のまま。干天慈雨の如き本盤に即飛びつく...嬉しい！が、録音＆ﾘﾏｽﾀｰ(優秀！)も影響してか、初恋時の初々しさは失せ、紛れもなく独逸風の豊重で燻し銀の趣。HpのZoffも芯の強い音質と表現。故に楽想に深み重みが増し、一級の作品に昇格。王座即決！望外の収穫はﾌﾗﾝｾの作品(全く未知)の魅力発見！作曲時期は完全に「現代曲」だが、作風はもろ仏印象派で、清涼かつ透明感溢れる浪漫と叙情、そしてﾘｽﾞﾐｶﾙな愉悦感。温故知新的なHp＆Flの黄金ｺﾝﾋﾞの掛け合いも陳腐でなく幻想的。遂にZoffの実力全開！

豊かな優雅な演奏。 パイヤールとラスキーヌの華やかさはないかもしれない。しかし、この演奏には豊かなサウンドと優美さがたっぷり含まれている。高い文化を誇ったドレスデンの誇りが感じられる。

なんと優しく、澄んだ音色なのでしょう。 購入以来、何度も何度も聞きなおしています。真剣に聞いても良し、ＢＧＭとして聞いても良し。 心がとても豊かになります。買ってよかったです。

とてもすばらしい演奏･録音です。

先頃様々な方面で話題になった長澤真澄の最新アルバムです。3種類のハープ（２つのシングルアクションハープとダブルアクションハープ）を使い分け、ハープが全盛だった１８世紀末から１９世紀初めの音楽を確かなテクニックと豊かな音楽性で演奏しています。この時代の曲をオリジナル楽器を使用して録音したものはこれがおそらく初めてでしょう。これを聴かずしてハープは語れないと思います。ナーダーマン作曲「むすんでひらいて」（原曲はルソー）の変奏曲は可愛らしいし、バッハの「イタリア協奏曲」はハープでここまでやってしまうかという凄さ

ケルティックハープ独特の少し素朴な音色。アイルランド音楽は、日本人に不思議に懐かしくまた快い。どの曲も優しく心を平穏にしてくれる。確かなテクニックと素晴らしい録音で、静かな夜を・・・。

ケルト音楽は優しく心を包む。どこかで聞いたような、少し土の匂いがするような、微かな哀愁を帯びていながらそれでいて暖かい。一日の終わりにゆっくりと聞きたい音楽です。