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パースペクティヴ〜20世紀のハープ作品集
2015年、イスラエルで開催された第19回国際ハープ・コンクールで優勝を飾り、2018年からNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団の首席ハープ奏者を務めるフランス出身のアナエル・トゥレ。
このデビュー・アルバムでは20世紀の作品を紹介、「ハープはサロンで用いられる楽器」という概念を覆すことに成功しています。ブックレットにおいて「20世紀は音楽にとって、とりわけハープにとってとても興味深い時代です」と語るトゥレは、アンドレ・カプレ[1878-1925]、パウル・ヒンデミット[1895-1963]、ベンジャミン・ブリテン[1913-1976]とハインツ・ホリガー[1939-]の4作品を選び、それぞれの作品がハープにとって、いかに革新的な技術と特別な音色をもたらしたかを実際の音で表現しています。とりわけホリガーの作品は重要であり、これがなければアルバムの録音も成し得なかったとも。どこまでもハープの可能性を追求するトゥレの見事な演奏をお楽しみください。
【アナエル・トゥレ】
フランス、オルレアン出身。ギレーヌ・プティ=ヴォルタ、ニコラ・テュリエ、アンドレアス・ミルトナー、グザヴィエ・ドゥ・メストレに師事、幼い頃から国際的なコンクールに入賞するなど才能を発揮しました。現在はNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団の首席ハープ奏者を務めるとともに、ハンブルク音楽演劇大学でグザヴィエ・ドゥ・メストレの助手として後進の指導にあたっています。(輸入元情報)
【収録情報】
● カプレ:ハープのためのディヴェルティスマン(1924)
● ヒンデミット:ハープのためのソナタ(1939)
● ブリテン:ハープのための組曲 Op.83(1969)(序曲/トッカータ/夜想曲/フーガ/賛歌 聖デニオ)
● ホリガー:前奏曲、アリオーソとパッサカリア(1987)
アナエル・トゥレ(ハープ)
録音時期:2021年4月4-6日
録音場所:ドイツ、Friedrich-Ebert-Halle, Hamburg-Harburg
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)