H・a・ターナー・ジュニア

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独裁者は30日で生まれた ヒトラー政権誕生の真相

H・a・ターナー・ジュニア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784560084281
ISBN 10 : 4560084289
フォーマット
出版社
発行年月
2015年05月
日本
追加情報
:
20

内容詳細

敗北した選挙、枯渇する党資金、突撃隊の叛乱。なぜヒトラーは首相になれたのか?大資本がヒトラー独裁を準備したというマルクス主義的見解を批判し、米独歴史学界で大論争を巻き起こした碩学が辿りついた結論。

目次 : 第1章 陸軍元帥、伍長、そして将軍/ 第2章 陰謀/ 第3章 勝利/ 第4章 幻想/ 第5章 放棄/ 第6章 奈落/ 第7章 確定性、偶然性、責任の問題/ 付録 モスクワ・ドキュメント

【著者紹介】
ジュニア,H.A.ターナー : 1932年、米ジョージア州アトランタに生まれる。1954年、ワシントン・アンド・リー大学を卒業し、フルブライト奨学生として独ミュンヘン大学とベルリン自由大学に留学。1960年、米プリンストン大学でPh.D.を取得、44年間にわたってイェール大学で教鞭を取った。1985年にGerman Big Business and the Rise of Hitler,Oxford University Pressを刊行。大資本がヒトラー独裁を準備したという当時支配的だったマルクス主義的見解を厳密な史料解釈で全面批判、米独の歴史学界で大論争を巻き起こした

関口宏道 : 1941年生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科卒業、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。独マンハイム大学、ビューレフェルト大学に留学。玉川大学教授を経て、松蔭大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しゅー さん

    ★★★ときどき「ナチスは独国民に選ばれて政権についた」という勘違いを目にするが、そんなことはない。単にヒンデンブルクが落ち目な政党の党首にすぎないヒトラーを首相に任命してしまっただけのことである。じゃあ何故そんなことが起きたのか。本書はそこにいたる1ヶ月間にヒンデンブルク、パーペン、シュライヒャーという3人の政治家が繰り広げた人間ドラマを克明に記す。妬みや恨みからくる足の引っ張り合いなど、本当にしょうもない個人的な動機から歴史が動いてしまうのがこわい。そもそもワイマール共和国の制度的欠陥も大きいと感じた。

  • takao さん

    ・個々人の役割と偶然性を重視。歴史的因果関係を説明するにあたり、条件と原因、必要条件と十分条件を区別する。

  • キミ兄 さん

    1933年1月にドイツで何が起きてヒトラーが首相になり権力を奪取していったのか赤裸々に再現した凄い本。確かに、だれもナチスのその後は想像できなかったかも知れないが、首相にするならせめて「Mein Kampf」くらい読めよ、ということだろう。この本ではヒンデンブルグ大統領が最大の責任者と叱責している。☆☆☆☆。

  • むっち さん

    原著はずいぶん前に出ているけど、日本語版はつい最近出版ですね。自分自身の認識、国民はナチのデマゴークに踊らせされ民族主義を煽られて投票によって政権を与えてしまったというの勘違いをしていたことに気づいた。1933年のヒトラー首相就任前年の選挙で、ナチ党の国民から失望をうけつつあり、選挙では躍進できず、実績を残せず、支援者が離れ、突撃隊は該当で募金を募るのに躍起となるくらい資金が枯渇しナチ党は解体寸前だった。このような時に権力を与えたのは権力闘争に敗れた前々首相との保守内の権力闘争の結果だった。読み始めだけで

  • AO ( × ×)ノ⌒○ さん

    ほんの少し展開が違っていれば、ヒトラーが首相になる事もなかったという任命直前の数日間の政治闘争に、読んでいてやるせなくなる。 この時代のドイツも憲法違反を容認し続けてたのだなと・・・

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