万物理論 創元SF文庫

G.イーガン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488711023
ISBN 10 : 4488711022
フォーマット
出版社
発行年月
2004年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,616p

内容詳細

〈受賞情報〉星雲賞海外長編部門(第36回)

【著者紹介】
山岸真 : 1962年生まれ。埼玉大学教養学部卒。英米文学翻訳家・研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • absinthe さん

    表題にある万物理論の完成が近付きつつある中で、不思議な異変が起こり始める近未来を描いたお話。死体から記憶を抜き取る技術、汎性(中性)人間や奇妙なカルト集団など近未来の造形が面白い。よくもこれだけ沢山のネタを集めて凝縮したと思う。PKディックなら4〜5本の話が書けた気がする。アイデアてんこ盛りだが詰め込みすぎて少し散漫な気もする。人間宇宙論者が現れると、強い人間原理を知っている読者には少し先が読めるだろうが、その所為でつまらなくなるようなヤワな話では無い。

  • 若布酒まちゃひこ/びんた さん

    本質的に物理現象と情報が等価なものであるとしたとき、すべての物理現象を説明しうる理論を知ることは、極限的な情報量を押し付けられるのに等しい。ぼくらが物理現象と呼んでいるものは、結晶化した情報のようなもので、万物理論により物理現象が溶解していく。…いろいろおもうことはあるけど、イーガンすげえ!っておもうには手っ取り早い本。

  • 白義 さん

    一体、この本一冊に綴られ、あるいはほのめかされたアイデアだけで、何冊長編が書けるだろうか。生命工学、ジェンダー、情報技術といろいろな側面からイーガン流の近未来社会が描かれている。これに、科学と人文学や宗教、神秘との拮抗を軸にした社会派的な要素が精緻に描かれ、まるで本当に未来を見てた書いたようなリアリティーがある。そうした社会派SF要素だけで凄まじい力作だが、後半世界観自体が揺るがされる壮大な奇想が語られるのだから目眩をしてしまいそうだ。まさにハードSFの楽しさてんこ盛り。必読の傑作

  • わたなべよしお さん

    やっぱ、グレッグ・イーガンって、面白いのだけれど難しいよなぁ。この本もちゃんと理解できたか、ちょっと怪しい。なにせ、使われているアイディアのひとつひとつの内容が濃すぎて、イーガンの世界にどっぷりと浸かるのは、とても疲れるのだ。

  • kochi さん

    バイオテクで太平洋の人工島に独自の体制を維持する無政府共同体「ステートレス」。科学ジャーナリストのアンドルーは、そこで開催される「全て」を説明する究極の物理理論「万物理論」国際会議の取材に向かうが、反科学カルトやバイオテク企業の陰謀、情報の混沌と宇宙の危機に直面する… 死後復活による殺人事件捜査や、バイオテクによる多数のジェンダーなど、SF的要素のてんこ盛りで、全部理解できたら確実に自慢できるグレッグ・イーガンの真骨頂。難解だけどページをめくる手が止まらない、でも、やっぱりよく分からないf^_^;

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