Original Sufferhead / Itt

★本作は1981年発売の『オリジナル・サファーヘッド』と1980年発売『I.T.T.』の2 in 1盤！

1981年にリリースされた『オリジナル・サファーヘッド』と、1980年リリースの『I.T.T.』、2枚のアルバム音源をCD1枚にコンパイルした今作『オリジナル・サファーヘッド／I.T.T.（リマスター）』は、1999年にリマスターされたもの。

『オリジナル・サファーヘッド』は、“エジプト80”への改名後初めてリリースした作品で、1981年に警察から受けた暴行の直後にレコーディングされた作品。この暴行によって起訴されたり、罰された者はいなかった。この作品では個人的観点と政治的観点から、フェラはナイジェリアの“サファーヘッド”こと労働者階級が直面する貧困生活と、日々受ける非人間的扱いについて訴えている。

一方、“インターナショナル・シーフ・シーフ”を意味する『I.T.T.』では、ナイジェリアの元大統領オバサンジョと、インターナル・テレフォン・アンド・テレグラフ社およびデッカ・レコーズといった多国籍企業の最高責任者であるモシュード・ アビオラに対する侮辱した個人的攻撃を歌っている。1977に発生したカラクタ共和国襲撃のトラウマが原因でフェラの母親は後に命を落としてしまうのだが、オバサンジョにはこの責任があるとフェラは感じている。また、当時フェラが所属していたデッカ・レコーズの責任者を務めていたアビオラにおいては、一連の襲撃後、ロンドン支社のトップと共謀してフェラを黙らすことによってオバサンジョ政権と良好な関係を保つように働きかけたと言われている。この二人に対してフェラは、「盗人」、「ネズミ野郎」、「低知能」などと呼んでいる。

（メーカー・インフォメーションより）