熱量と格好良さ。
聴いた瞬間から別格だった。
FUNKISTと二人目のジャイアンという生粋のライブバンドがタッグを組んだ今回の作品。
”Get a TOP OF THE WORLD”
歌いだしから彼らがタッグを組んだ意味を全力でぶつけてくる。
両バンドともメロディの良さは折り紙つきで、そこにFUNKISTと泥臭さと繊細さ、二人目のジャイアンの華やかさと躍動感が加わることで、唯一無二の楽曲に仕上がっている。
元々この楽曲メインのシングルとしてリリースする予定だったようだが、思っていた以上に良い楽曲が生まれたということでミニアルバムになったこともあり、他の楽曲も非常に聴き応えがある。
ホーンの音色が残す余韻が心地良い名バラード「#君に届け」に、それぞれのバンドが音色の世界でバトルを繰り広げるような焦燥感と躍動感を持ったインスト曲「Asian Sunrise」。
わずか2分ちょっとの時間に彼らの魅力をギュッと詰め込んだ華やかな「Never Give Up」に、少し力を抜いたようなゆるさの中でも魅せるところは魅せる「オシャダンのテーマ」。
個性と個性がぶつかりあうことでできた名盤。
充実すぎる内容で、もっと聴きたいと思わせてくれるほどの一枚だ。