ブリティッシュ・トラッド界の重鎮。見てくれこそおっちゃんそのものだが、歌声の方もおっちゃんそのもの（？）。これは58〜66年に発表された６作品から選曲されたベスト盤。トラッド・ファンならば、このおやじは聴いておくべき人。生ギター１本orカラカラ鳴るバンジョーの上をどう聴いても金を持ってなさそうな労働者階級的歌声のマッコール氏がトラディショナルを歌う。アカペラもある。ピート・シーガーの妹にしておやじの嫁さんたるペギー・シーガーが片腕としてアレンジに演奏に、時に作曲にと活躍。