１９８３年の録音とのことで、フィッツジェラルドにとって比較的晩年の作品ということか。 伴奏は、ジョー・パスのギター１本。前半５曲はあまり聞き慣れない曲。 後半５曲は比較的有名な曲だが、オーバーダビングを使ったり、 ちょっと凝った編集がいまいちに感じた。 １曲目「スピーク・ロウ」のシンプルな演奏が一番気に入った。

ジャズは大好きですけど歌物は大嫌いな私ですが（パス目当てで購入）、この人の声は良いです。歌い方はやっぱり受け付けませんけど。パスもリラックスして良い演奏ですね。

まさに一人オーケストラ状態のジョーパスのスイングするギターと、本調子とはいかないが、滋味あふれるソウルフルなエラのボーカルがあいまって、ジャズの楽しさを再 認識させてくれます。