Rough Guide To Duke Ellington

＊独自の企画で定評のある〈ラフ・ガイド〉シリーズから
“ジャズの伝説”リマスター再発第４弾！

　ご好評いただいている、米国のジャズとブルースの“伝説”たちの〈ラフ・ガイド〉シリーズ。リマスターを施し、初心者にもその魅力を伝え、またすでに慣れ親しんでいるファンの方にも新鮮な響きで楽しんでもらおうというコンセプト。そして、今回登場したジャズ篇の第４弾めは、ついにデューク・エリントン登場です！
　1899年にワシントンＤ.Ｃ.で生まれたエドワード・ケネディ・エリントンは、黒人の中流家庭に育ち、その上品な身の振るまいから小さなころから“デューク（公爵）”とあだなされました。７歳からピアノを習いはじめ、学校の音楽教師からはハーモニーなどを学び、初めての作曲は15歳のときだったとか。そのころにはカフェなどでパフォーマンスを行なうようになり、18歳で最初のバンドを結成。その後、縁あってニューヨーク・ハーレムに。当地ではその時代、多くの黒人が集まり、新たな文化が生み出されようと熱気が渦巻いていました。そう、「ハーレム・ルネッサンス」と呼ばれた時代だったのです。そして、エリントンはその黒人文化興隆の重要な人物のひとりともなったことはご存知のとおり。それからはさまざまなヒットも生み出し、ジャズだけでなくアメリカのポピュラー・ミュージックを代表する作曲家と目されるようになりました。1974年に75歳で亡くなるまで何度も来日も果たし、現在でもその信奉者は後を絶ちません。そんな彼のファンには評価の高い初期録音をここでは集めています。
　ボーナスＣＤ（ディスク２）はエリントンにインスパイアされたその他のアーティストによる楽曲や、彼の共演作などを収録。エリントン楽団による多くのジャズ・スタンダードを楽しめて、その広がりまで知れて、このお値段です！