Dizzy Mizz Lizzyの4作目は、予想を裏切ってコンセプトアルバムになりました。 これが深い。音像は深淵であり、何度聴いても発見がある。 長尺な曲も、中弛みがなく一気に聴けてしまう。 ポストロックに接近という意見もあるようだが、個人的にはPink Floydの世界観に類似性を見出せる作品だと思います。 長いキャリアを持っていても、これだけの変化をして、しかも彼ら自身の音楽から離れないというアルバムを作れるのは奇跡のようにも感じられますね。

最近よくあるライブCD（DVD）の発売形態。CDとDVDは別音源の方がもっと楽しめると思うのですが。内容は充実しています。

14年振りとなる再来日公演を見たが、「素晴らしい」の一言につきる感動のライヴだった。このアルバムを含め、わずか2枚のスタジオアルバムを残し表舞台からさってしまったが、個人的にビートルズのポップさにラッシュのテクニカルさが加わったと表現したら良いのだろうか、なんとも個性的で楽曲の一つ一つにも繰り返し聴きたくなる中毒性があり3ピースバンドとは思えない程バンド自身もタイトにまとまっている。甲乙付けがたいが個人的には1stよりこちらの2ndのほうかな？一連の再結成は日本公演終了をもって終わるらしいが、もし願いが叶うなら再びこのメンバーによるアルバムが届くことを願いたいものである。