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19世紀デンマークの協奏曲集
19世紀前半のデンマークは、童話作家アンデルセンや哲学者キルケゴールなどとともに、ドイツ・ロマン派に触発された作曲家たちが活躍、文化芸術が花開く「黄金時代」を迎えていました。このアルバムにはその時代の3人の作曲家の作品が収録されています。
フリードリヒ・クーラウ[1786-1832]は、ドイツで生まれデンマークに移住したコンサート・ピアニストとしても知られる人で、日本のピアノ学習者は「ソナチネ・アルバム」でその名に親しんだ方が多いでしょう。ニルス・W・ガーゼ(ゲーゼ、ガーデ)[1817-1890]はデンマーク王立管のヴァイオリニストで、最初の交響曲がメンデルスゾーンに認められ、1847年にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の首席指揮者の座をメンデルスゾーンより引き継ぎました。クリスチャン・フレデリーク・バルト[1787-1861]については分かっていないことが多いものの、オーボエを演奏する一家に生まれ、デンマーク音楽界のオーボエの発展に貢献。ここに収録されたオーボエ協奏曲は世界初録音作品です。
演奏しているのはデンマーク2番目の都市、オーフスの交響楽団。ソリストは皆、同楽団の首席奏者たちです。(輸入元情報)
【収録情報】
1. クーラウ:2本のホルンと管弦楽のためのコンチェルティーノ Op.45 (c.1822)
2. バルト:オーボエ協奏曲 Op.12 (c.1823)
3. ガーゼ:カプリッチョ イ短調 (1878)(カール・ライネッケによるヴァイオリンと管弦楽編曲版)
4. クーラウ:『ウィリアム・シェイクスピア』序曲 Op.74 (1825-1826)
フレミング・アクスネス(ホルン)
リサ・マリア・クーパー(ホルン)
オリヴァー・ノルダル(オーボエ)
イアン・ヴァン・レンスブルク(ヴァイオリン)
オーフス交響楽団
ジャン・トレル(指揮)
録音時期:2018年4月4,5日(1)、5月29日(3)、5月31日(4)、6月19,20日(2)
録音場所:Symfonisk Sal, Musikhuset Aarhus
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
SACD Hybrid