凄い浮遊感

スタジオ録音盤としては久しぶりだが、これは 瑞々しい傑作。熱烈にお勧めしたい。

静かに優しい情緒的な電子音。 音の点と点が線となり、線は不思議な世界を作り出す。 クラスターの代表作であり、入門盤として最も最適な作品。 出会えて良かった。

ミニマル＆プレ・アンビエントな大傑作2nd（72年）。スペイシーでトリップ度も満点、おそらくCLUSTERの頂点。

ジャケットどおりのシンプルかつ無機的なエレクトリック・サウンド。ドイツ車と同じで工業立国的な面白さありの内容。

４曲目のUmleitungは電子音に加えて生音のタムやパーカッションや叫び声が聞こえてくる能天気な曲で、後のHarmoniaのDe Luxeにも通ずる曲。De Luxeの中に混ぜて聴くと幸せになれるかも。

6曲目「Es War Einmal」は素晴らしい。いろいろなことを試しながら生まれたであろうこの曲は、ひとつの奇跡である。単純なコード進行を執拗に繰り返すエレクトリックピアノとシンセサイザーのフレーズが、絡み合う糸のように流れていく。同じフレーズを弾いていながら、どの瞬間も同じではない。すべての音を感じたい。気がつけばぐいぐいと引き込まれている自分にはっとする。（yoc/カルト・ミュージック・コレクション）

シンセサイザーを中心として、サウンド･エフェクトをかけられた楽器の音が渾然一体となって迫ってくるところは、音楽と非音楽の境界線にある音だ。ミュージック・コンクレートの一種だといっても良いのかもしれない。それにしても当時この音楽を聴いた者は、かなりの衝撃を受けるか、完全に無視したかのどちらかに違いない。多くの雑誌で紹介されたことを思えば、この音楽に未来を見た者も多かったのだろう。（yoc/カルト・ミュージック・コレクション）

いつ（も）に増して無機質感や無色な感じがあるアルバムです。変わってないし、新しいのか古いのか良くわからんサウンドですが、かっこよいのは確かです。これ聴いてSowiesoso聴くとえらく音が華やかに聴こえます。

saikou kessaku! complete version!