Claudio Filippini

Claudio Filippini (クラウディオ・フィリッピーニ) レビュー一覧

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  • イタリアのピアニストClaudio Filippini(1982生)の新...

    投稿日:2014/04/16

    イタリアのピアニストClaudio Filippini(1982生)の新作。メンバーは、前作「Facing North」と同じ、スウェーデンの重鎮ベーシストPalle Danielsson(1946生)と、フィンランドのドラマーOlavi Louhivuori(1981生)。 録音は、2013年4月17日〜19日です。若手とベテランで構成されたこのトリオの精神的な支柱は、Danielssonが担っていると思います。 一聴して、拍子抜けするほど素直で耳に優しい演奏に終始している、という印象を受けました。 何の気負いも衒いもなく、美しいメロディを美しいままに淡々と奏でることにこだわった、癒し系ジャズとでも言えそうな作品。 スリリングなオープニングの「Modern Times #Evolutions」 は、しかしテーマの提示のみで短く終わってしまいます。キラキラしたチェレスタの音が印象的。ピアノとの同時演奏でしょうか? 「As time Goes By」は、もちろん映画「カサブランカ」の主題歌。これを2曲目にもってくるところに、このアルバムの意図が込められているのかもしれません。映画同様、ロマンチックな演奏。 「Poses」は、綺麗なメロディを淡々と素直に奏でていく曲。 「The Sleepwalker」は、夢遊病者?のタイトル通り、ベースのボウイングから始まる幻想的な曲で、特定のリズムはありませんが、さほど抽象的でもなく、3人が繊細に演奏を繰り広げます。 「Breathing In Unison」は、穏やかなミディアムテンポで、耳に心地よいその演奏からは、ジャズというよりポピュラーに近いものを感じます。ここでもチェレスタが効果的に使われており、何となくPat Metheny Groupの世界を感じる部分も。 続く「Night Flower」も、ストレートにメロディが奏でられていく曲で、Danielssonが円熟のベースソロを披露。 「South Michigan Avenue」は、「The Sleepwalker」同様、特定のリズムを持たない曲で、ゆったりと進んでいきます。チェレスタのキラキラ音とベースの自由な感覚のソロが、ある種の雰囲気を醸し出しています。 「A Time For Love」では、ピアノが恋人たちのロマンスを語ってくれます。Danielssonが大人らしい控えめなサポートを。 「Secret Love」は、ミディアムテンポで、じっくり聴かせる曲。メロディを捻らず素直に演奏しているため、これもポピュラーソングの趣が。 「At the Dark End Of The Street」は、アルバム全体を象徴するような穏やかな曲で、メロディを美しく際立たせようとするFilippiniのピアノが印象的。 そして、アルバムは、静かに幕を閉じます。 休日に、遅めの朝食を取りながら、「今日は何をしようかな」とぼんやり考えながら聴くのに良いかもしれません。

    hiro さん

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  • CLAUDIO FILIPPINIによる大人のピアノトリオ。大人の...

    投稿日:2013/12/20

    CLAUDIO FILIPPINIによる大人のピアノトリオ。大人の音楽足らしめているのは、やはり、Keith JarrettやMichel Petruccianiとも共演歴のあるスウェーデンの重鎮ベーシスト PALLE DANIELSSONの存在でしょうか?奇をてらわずに一曲目から落ち着いて入っていくところがたまりません。そして、口ずさめるような美メロにも溢れています。ビーチボーイズのGod Only Knowsを取り上げたのはFILIPPINIの若さでしょうか?そんなところまでが心憎い傑作です。

    hiro さん

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ありがとうございました

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