More +Tread Ye Lightly

今年で90歳を迎えるジャズ・トランペット界の最長老がクラーク・テリーです。さすがに近年はあまり精力的な活動をしていないようですが、かつてデューク・エリントン、カウント･ベイシー、クインシー・ジョーンズ楽団で活動し、無名時代のマイルス・デイビスに奏法の手ほどきをした、国宝級の奏者です。このアルバムは彼がポップス系のレーベルに残した2作品「More」と「Tread Ye Lightly」のカップリング。ハッピー・ホーンと呼ばれた陽気なプレイで、スタンダード・ナンバーやボサ・ノバ・タッチの曲を楽しませてくれます。曲によって、やはりエリントン楽団出身のベン・ウェブスターが円熟した演奏を聴かせてくれるのも嬉しいですね。（Jazz Yellより)

Clark Terry(tp,flh), Ben Webster(ts), Roger Kellaway(p celeste), Gene Bertoncini(g), Bill Crow(b), Dave Bailey(ds), Seldon Powell(fl,ts,bs), Buddy Lucas(hca,ts,Jew’s harp,kazoo), Al Epstein(cga,ts), Ray Bryant(p), Major Holley(b), Willie Rodriguez(cga,per)
Recorded at Fine Recording Studio, New York, June 17, 1963 / Recorded at Fine Recording Studio, New York, July 5, 1963