☆60年代デンマーク・ジャズ! カーステン・マイナトのレア録音がStuntから登場!
■1969年8月、アメリカ、ニューヨーク州のホワイトレイクでウッドストック・フェスティヴァルが開催され、マイルス・デイヴィスのアルバム『Bicthes Brew』がニューヨークシティのスタジオで録音されました。この月の下旬、コペンハーゲンでは、デンマーク・ジャズの「ランドマーク」のひとつといわれるアルバムの録音が行われました。サックス・プレーヤーのカーステン・マイナト Carsten Meinert(1944ー)がリーダーのカーステン・マイナト・カルテットの『C. M. Music Train』。ヨーロッパ各地のジャズ・フェスティヴァルに参加して人気を呼んだ彼らがプライヴェート・アルバムとして作り、コレクターズ・アイテムとして珍重された『To You』につづく第2作です。セッションには将来を期待される若いミュージシャンも参加、マイナトが1960年代ジャズをルーツに将来の音楽を見すえて作曲した5曲を演奏しました。スペインの香りのする《San Sebastian》、フリージャズの影響の感じられる《Before Sunrise》、ジャズとロックの「フュージョン(融合)」の初期的作品《C. M. Music Train》、1960年代に探られたモーダル・ジャズから生まれた《This Time》、そして《I’m goin’ to Valby by the Railroad Track(線路伝いにヴァルビューに行こう)》。このアルバムは、デンマークの「伝説的」レーベル「Spectore Records」がリリースしたものの、その直後、録音スタジオとオフィスが火災で全焼したため、何枚が流通したか不明のまま年月が経過してしまいました。Stunt Records の制作による『C. M. Music Train』は、「50周年記念アルバム」としてリリースされ、新しく見つかった別テイクが追加されました。最初に意図されたクオリティに可能なかぎり近づけるようミクシングとリマスタリングが行われ、24ページのブックレットにはセッション風景の写真、オーレ・マティーセンとカーステン・マイナトのエッセイが収められました。
カーステン・マイナト(テナーサックス、ヴァリトーン)
カーステン・マイナト・カルテット〔カーステン・マイナト(テナーサックス、ヴァリトーン)、オーレ・マティーセン(ピアノ、アレンジ)、ヘンリク・ホーヴェ(ベース)、オーレ・ストレーンベア(ドラム、パーカッション)〕、クロヴィス・ゴーガン(パーカッション、ヴォーカル、ギター)、イェンス・ヤアン・ギゼステズ(トランペット)、ミケール・ホーヴェ(アルトサックス)、イェスパー・ネーハマー(テナーサックス)、エアリング・クローナー(トロンボーン)、トア・バクハウセン(オルガン)、ピエーア・ドゥーア(ギター)、リー・シッパー(ヴィブラフォーン)、コニ・ショークヴィスト(ドラム、パーカッション)、ヨン・フィンセン(ドラム、パーカッション)、ベント・クラウセン(ドラム、パーカッション)、ニルス・オーラフ・グズメ(パーカッション)
※録音:1969年8月24日、デンマーク
(メーカーインフォメーションより)