最初にして最後のリック・オケイセックによるプロデュース！珍しくアコースティックな曲が入りつつも、いつものカーズ・マジックは健在。�@、�Fは１ｓｔアルバム・セッション時のもので、ここでようやく日の目を見ることに。この２曲がとても良いです。

やっぱり１ｓｔが一番いいですよね、カーズって。ディスク２のデモでは、アルバムでカットされた部分などが聴けてとても味わい深いです。未発表曲も沢山入っていて、さすがデラックス盤。但しライナーによると、good times roll だけデモが見つからなかったのでライヴ・テイクなんだそうです。

交流のあった巨匠A.ウォ−ホル亡き後の作品。全面的にロマンティックな仕上りの一枚。

Heartbeat Cityの評価は難しい。カーズにはまるきっかけになったが、他のアルバムを聴き込んでいくうちに、どこかしら違和感を感じるようになった。オブラートに包まれているような感じと言うか。 だからもしこれしか知らない人は、是非とも他のアルバムを聴いて欲しい。これをカーズの最高傑作とは言い難い。が、思い出の一枚であることにかわりはない。

この緩さ あなどるなかれ! 特に初期の曲の気色悪い気持ち良さ！ 五人いたら一人が好きに なってくれたら いいなぁ｡

アメリカを代表する蓄膿声の持ち主（顔は長い）、リック・オケイセクを核とする５人組。５作目となる本作には、故ベンジャミン・オールが歌う�Cというアメリカン・ロック・バラード十傑にやすやすと入りそうな曲や、鼻づまり節全開のポップな名曲�E、キーボードがカラフルな�Bなどが入っている。しかしこのしつこいほどの鍵盤は実にニューウェーヴっぽいですなあ。ギタリストは２人なのにキーボードの方が目立ってるし。共同プロデューサーはHR/HM界の重要人物マット・ランジ。だからってメタルっぽさは微塵もないけどね。

カーズのフニャフニャ感、たまりません。

失敗作なんていわれてるけど、聴きこめばよさが分かります。このアルバム出した後、カーズは最初で最後の来日公演を行います。観たかったな〜。

私が持っているｵﾘｼﾞﾅﾙ盤は80年代の後半にﾘﾘｰｽされた音圧や音質が悪い旧音源を使用した輸入盤です｡これでﾘﾏｽﾀｰ盤がﾘﾘｰｽされればと思いながら何年も待ち続けた甲斐あって国内SHM-CD紙ｼﾞｬｹ盤で ｵﾘｼﾞﾅﾙ６作品が待望のﾘﾏｽﾀｰ音源で新装される事を 知りました｡今回ばかりはﾒｰｶｰ様には感謝ですね(笑)

The Carsのライヴ映像としては貴重。あれだけMTV時代に全盛だったバンドとしてはオフィシャルな映像がほとんどないので。ただ、このライヴの映像はブートの域を出ていないのでは。映像に拘っていたと思えるバンドだけにこれしか残っていないのか？と思うと残念。むしろCDの方が彼らのライヴバンドとしての楽しさを伝えてくれると思う。コレクター向きかも。PV集を出してください。